『昭和43年グラフィティ』

昨日、BSジャパンの番組を何気に眺めていましたら、こんな番組が始まりました。司会は武田鉄矢。ゲストは亀渕昭信(オールナイトニッポンだ〜♪)と野沢雅子(悟空だ〜♪)

<昭和43年のできごと>

金嬉老事件
東大紛争
メキシコオリンピック
川端康成ノーベル文学賞受賞
佐藤栄作
三億円事件
心臓移植手術

あしたのジョー
タイガーマスク
ハレンチ学園
ゴルゴ13
アタックNo. 1
サインはV

カール発売
ボンカレー発売

この年って、とんでもない年なんですね。こういう歴史の節目になる年というのがあります。大きな事件や事故があったとか政治的な変革があったとかいうのではないのに、文化の潮流が大きく変わる時があるのです。わたしの本当の歳がわかってしまうので書きたくないのだけれど、この年、わたしは小学校4年生でした。4年3組、小さな田舎の小学校でずっと一学年二組でしたがこの年から三組に増えました。教室が足りなくて4年3組は理科室で授業がありました。目の前に実験用のコンセントがあって、それに何となく銅線を突っ込んでみたい衝動にかられ、授業中にやってみたらショートして火花が飛びました。とてもびっくりしました。昭和43年は4年3組。わたしにとっても、何となく思い出の年でありました。

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もちつき禁止

一瞬耳を疑いましたが、もちつきイベントを禁止する自治体が出てきたのだとか・・・。

いや、最初は、素手でもちを練るから、そのときに杵で叩いてけがをさせるかもしれないという理由なのかと思ったのですが、そんなことではありませんでした。「餅をちぎったり丸めたりして人の手に触れる工程が多いため菌やウイルスが付きやすく、集団食中毒が発生する恐れがある」と保健所から指導されたのだそうです。さすがにちょっと呆れてしまいました。

たしかに、地域の保育園生がこねたおもちを「どうぞ」と手渡されたときに、指しゃぶりしてハナクソいじった手でこねたかもしれないおもちを食って大丈夫か?と自問自答したことがないわけではありません。「他人の素手で握った握り飯なんて絶対食えない」というヒトもいる。でも、もちつき大会のもち食って集団食中毒になった話なんて聞いたことありますか? 生肉食わせようと云っているのじゃないんだし、BBQのトングの扱いを云々云ってるのでもない。普通に手洗いした大のオトナが丸めた、できたてほやほやのもちだもの。これで腹を壊すのは食った側の問題なんじゃないのでしょうか。

最近のこの衛生観念の異常なまでのナーバスぶりは、結局責任問題に絡むからなのでしょうけれど、これじゃ日本人の腸内細菌叢(腸内フローラ)がどんどん乱れていくはずだわ。

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57歳の健康

依頼されていた2回の講話も無事に終わりました。1日目は前日からぎっくり腰に見舞われ、2日目は前日からの風邪で咽頭痛に悩まされながらの1時間でしたが、何とか切り抜けました。

今回の対象になる皆さんは退職前(57歳)の年齢で、退職後のライフプランを考えるための研修会の一環として講師を頼まれました。ここ、4、5年はこの世代を対象に話していますが、2010年までは50歳の節目の世代に話しました。だから今回わたしが話をした世代は7年前にもわたしの話を聞いたことがあるということになります。テーマはどちらも『生活習慣病の予防と対策』~でも、おそらく7年前と同じ受け止め方ではなかったはずです。何が違うかといえば、わたしも対象者も7つ歳を取ったということ。

同じ『生活習慣病』に対峙するとしても、まったく他人事だった30歳、いよいよ自分に近付いてきたのに実感が湧かない40歳、自分のことだと理解しながらもがき苦しむ50歳、その各々で立場は違います。さらにアラカンとなると今さら新しい病気の出現はそう多くはありませんが隠れていた病気がひとつひとつ現れてきますし各々がかなり重大なものになります。でも、決して新たな取り組みを始める世代ではありません。各々が違う体質と生活環境の中に生き、千差万別の生きざまにある世代ですから、ここに「生活習慣病の治療はこうあるべき」などという教科書的な杓子定規な話をしても現実には何の役にもたちません。「病気にならないようにしよう」というよりは「病気といかに付き合うか」「病気もまた生活の一部なり」というスタンスの世代ですから、くどいようですがわたしたちアラカン世代以降が考えるべきは、病気も老いも何もかもひっくるめて「今後の人生をいかに佳きものにできるか」ということでありましょう。

昨日の講話で、少しでもそこのところを感じ取っていただけたなら幸いなのですが・・・。

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くすり

高血圧のくすりを飲み始めてもう10年以上になります。今のところ1剤のみですがそろそろ変更するか追加するかしないとコントロールが不十分になりつつあります。

で、この1錠のくすり、昨夜飲んだか飲まなかったか思い出せません。先週にもそんなことがありました。夕食取った後にルーチンワークとして無意識にお茶と一緒に飲んだと思うのだけど、残りの錠剤の殻をみているとどうしても触った記憶が甦らないわけです。

外来で、患者さんに処方した薬剤がもうなくなっているはずなのに大量に残っていたり、一緒に処方したはずなのに残りの数が合わなかったりということがよくありまして、「この患者さんどうしてちゃんとくすり飲まないのかな?」と不思議に思っていましたが、まあそらしょうがないわな、と実感。分包して日付と朝昼晩をマジックで書きこんででもおかない限り、きっちり90日分を90日後に飲み終わる自信は、少なくとも今のわたしにはありません。「残りのくすりの数を数えたら分かるんじゃないの?」と在宅看護をしている友人が助言してくれましたが、いやいや、そもそもいつからこの薬袋(やくたい)に手を出したのか覚えていないのだから、それは無理。

飲んでないんじゃないかなあ・・・と思って、とりあえずさっき1錠飲んでおきました。どうせ1錠飲みすぎたくらいでカラダに影響を与えるような薬剤ではありませんから。

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チョコレートこわい?

どうしたんでしょうね。今頃こんな研究成果が発表されるなんて。

「チョコレートは健康によい」は本当か?

チョコレートが強い肥満抑制効果と抗炎症作用を持っていることはここ数年当たり前のように云われてきました。ここでも何度か紹介したと思います。でもこれはあくまでもカカオの力。純粋にカカオ成分が多いチョコレートはとても苦い。でも世間のチョコレート好きが食べたいのはもっと甘い存在・・・それには糖分や脂肪分がたくさん詰め込まれているから、食いすぎると逆効果だ・・・文字通り、世の中そう「甘くはない」のだ・・・ということだったと思います。

で、今回のこのアメリカからの報告ですが、「チョコレートとともに摂取されるカロリーと糖分を無視すべきではない」という結論だから、新しい内容ではありません。「カカオの効果を打ち消さないためには、無糖のカカオサプリメントを用いるか、健康によい食品にカカオを追加するとよい。オートミールにスプーン2杯ほどのココアをかけたり、エクストラダークココアを利用したりすると効果的だ」という栄養学の専門家の話まで飛び出してきて、『チョコレートの食べ方』の域ではなくなってしまっています。

「炭水化物を摂らないとやせるらしい」という理由で毎晩大量の高カロリー料理と酒だけを飲んでいる輩と同じように、「チョコをたくさん食べるとやせるというから頑張って食べたのにちっともやせないで、むしろ太る一方だ!」と文句を云うはき違えメタボ連中がたくさん出て来た(アメリカ人にはありそうなはなし)ものだから、意図的に警鐘を鳴らす目的なのかもしれません。

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どうしてあんなに楽しいんだろうね?

夕暮れが早く、ワンの散歩をいつもの時間にやっていてもすぐに薄暗くなってしまう季節です。先日も、まだ夕方6時なのに真っ暗。そんな中を、中学生たちが部活を終えて帰路に付いていました。「こんばんは」・・・相変わらず、熊本市内の子たちは中学生になっても大きな声であいさつの出来るいい子ばかり。公園近くの小さな路地で、女子中学生が4人立ち止まってケラケラ笑って話に夢中。

「楽しそうねえ。中学校の頃は何やっても楽しいもんねえ。わたしもそうだったなあ。どうしてあの頃はあんなに楽しいんだろうね」と妻。たしかに、この頃は”箸が転んでも可笑しいお年頃”だもんね、と会話しながら・・・「でも、楽しいどころか毎日が地獄のような日々を過ごしている子どもたちが多いのもこのとし頃なんだよね」とわたし。『いじめ』や『無視(仲間はずれ)』や・・・ああやって一見楽しそうに集まって話している中にも仲間外れ扱いされている子が隠れている時代だから・・・昔のような露骨な嫌がらせや暴力じゃなくてLINEやSNS使ってこっそりじっくりいじめられる時代だから・・・『ディスる』なんて単語が普通に使われる時代だから・・・悲しい時代です。

妻が、「ま、今もぜんぜん楽しいけどね」と云うのを上目づかいに見上げるうちの愛犬を眺めながら、あんな頃にいじめをする方もされる方も経験したわたしではありますが、幸せな人生を送ることができて良かったなと思うアラカン夫婦であります。

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戦うための○箇条

先日の<噛む回数を増やすための7つの対策>に関連して、<たばこの止め方4か条>とか<骨粗鬆症予防のための6つの対策> とかいう記事が並んで出ておりました。『戦うための○箇条』というのをあちこちで聞きます。こういう箇条書きが”やる気”を起こすための大事なアイテムなのでしょう。

日本の「喫煙対策」は待ったなし

たばこを止める方法は4つあるらしい。

1. 喫煙と結び付いている今までの生活行動パターンを変える
2. 喫煙のきっかけとなる環境を改善する
3. 喫煙の代わりになる行動を実行し、たばこ以外のストレス対処法をみつける
4. 医療機関を受診する

厚労省、ここまでたばこ害の存在を認めて卑屈に間接的な禁煙対策を繰り広げるのなら、思い切って製造中止施策あるいは製造制限施策の10か年計画を考えましょうよ。国家予算がどうだとか営利企業・たばこ農家の生活がどうだとかいう言い訳はもうそろそろ通用しない時が来ているのではありますまいか。

骨粗鬆症を予防するための6つの対策

骨質を高め、骨折を防ぐための6つの生活スタイルとは、

1. 体重をコントロールする
2. バランスの良い食事
3. 骨を強くする運動
4. たばこを吸わない
5. 過度のアルコール摂取に注意
6. 検査を定期的に受ける

ただの生活習慣病対策じゃない?まあこういう具体的に戦う相手がいないと、戦い続けるモチベーションが湧かないから、それはそれでいいのかしらね。

 

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数値の呪縛

ライフコーダー装着生活を再開させて10日目。最初の5日間はビクともしなかった体重が微妙に動き出しました。毎年のことながら、ライフコーダーを持ち歩くことと毎日昼食前に体組成計に乗ること以外は何ら変わらない生活をしているわけで、これで5キロも10キロも体重が減るのが我ながら不思議であります。

「何も生活に変化がないんだから体重が変わらなくて当たり前。むしろ増加してないだけ素晴らしいぞ」と自分を納得させようとしていたのが、ある日100グラム減少しました。「誤差範囲だ」と独りごとを云いながらもココロが騒ぐ自分をしっかり認識(これが大事)。翌日、また100グラム減少。一気に数値に囚われ始めます。8000歩の数値が見えれば「あと2000歩なんて簡単さ」とばかりに職場を歩き回るようになり、「たしかにちょっと手首が細くなったかな」「腕時計が回るようになったかな」と自分に暗示をかけ、つい手を出そうとしたお菓子の袋を再び元の位置に戻すようになる。もうこうなったらわたしのココロは独り歩きを始めます。10日前には体組成計に乗るのも億劫だったのに、11時半を過ぎるとソワソワし始める毎日に変わりました。「今日は雨だし、しょうがないね」と云い訳していたけれど、必ず何らかの悪あがきをするようになるでしょう。フィットネスジムに行く時間をねじ込み始めるのは時間の問題です。

『数値』の変化って、行動変容にはなくてはならないものなのだと、毎年のことながら痛感します。今回の始まりは”100グラムの減少”でしたが、別にこれが”100グラムの増加”であってもおそらく同じことだと思います。全く動かなかった数値が動き始めた時から必ず何かが変わり始めます。それが物理学の真理なのであります。さ、今年も自分のカラダとココロの変化を楽しみましょう。

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今さら「噛め」って?

「よく噛む」と糖尿病やメタボのリスクが低下

「よく噛んで食べる人は、速く食べる人に比べ、2型糖尿病やメタボリックシンドロームを発症しにくいことが、京都大学や国立循環器病研究センターの研究で明らかになった。」って。

京都大学の研究チームが、滋賀県長浜市の住民を対象に行われている「ながはま0次予防コホート事業」のデータを解析した研究では、噛む能力があると2型糖尿病リスクが半減することが分かったそうです。

国立循環器病研究センターは、新潟大学、大阪大学との共同研究「吹田研究」の中で、咀嚼力を示す「咀嚼能率」が低下するとメタボリックシンドロームを発症しやすくなることを世界ではじめて明らかにしたらしい。

って。そんなこと、今さら云う? 私なんかもう10年以上前から人間ドックの結果説明ではこれしか云ってないよ。「とにかく噛み倒す習慣づけが大事。30回なんて数えていたら味が分からないでちっともにおいしくないから、それよりも『まだ噛める』と思ったら吐き出してでもとことん噛みなさい」「好きでもないものを噛んでてもつまらないから、好きなものだけをいつもの半分しか並べない勇気を持ってください。そうすればそれしかないからイヤでもいつまでも噛んでいます」と、ずっと説明してきましたよ。わたしに云わせれば、こんなデータ、「今さら」ですよ。

<噛む回数を増やすための7つの対策 >
1 ひと口の量を減らす
2 食事の時間に余裕をもつ
3 歯ごたえのある食材を選ぶ
4 薄味にする
5 食材は大きく、厚めに切る
6 まずは噛む回数を5回増やす
7 ガムに頼らない

つまらんよ。こんなこと考えてたら、食べ物の味なんか全然味わえないよ。

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南海トラフ

他人事だった地震が自分たちに見舞われて以降、自分たちだけが選ばれし人間だと思っていたら、鳥取に続いて先日は再び福島で強い地震。いまや、どこでも地震が起きる時節になりまして、いよいよ南海トラフか?と、日常会話にも普通に出てくる昨今です。

鳥取地震の時はちょうど京都に出張予定だったのが中止を余儀なくされましたが、その後の名古屋出張は敢行。まあ何事もなくて良かったですが、来年は関東圏の出張が何度も予定されています。1月にも2月にも・・・。「南海トラフが来るかもしれんよ」「気を付けてよ」と妻には云われますけど、「気を付けて」とか云われてもねえ。学会や研究会の出張は、どうしても行かなければならないというものではないからこそ悩むのですが、それがたとえ単なる遊びの旅であったとしても、わたしが旅する2日か3日の間にXデーが訪れるのなら、もうこれは致し方ない。神様がピンポイントでわたしを選びたもうたわけだから、光栄です。ただ、わたしが居ない間に我が家に何かが起きるとか、途中の退路が断たれるとか、あるいは流通経済がマヒするとか、そんなことが起きる方が途方に暮れることでしょう。

何を書こうとしたか忘れてしまいました。そんな中、昨夜、熊本でも久々の大きめ地震。もはや、これは運命だ。

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人工甘味料

定期配信されている情報紙の10月号のテーマは『人工甘味料』。今や、人工甘味料の含まれていない加工食品なんてないのではないかと思われる現在ですが、実はまだ人体への影響はあまり解明されていません。

人工甘味料と聞いてわたしが知ってるのは、アスパルテームとサッカリンくらいでしょうか。15年近く前から、アスパルテームの悪名(発がん性物質など)は聞いていました。それでも、ダイエットブームに乗っかって、砂糖を使うくらいなら人工甘味料の方が有効だという理論が凌駕し、国も安全性を保障して一旦騒動は落ち着きました。ところが、5年前にアメリカから「ダイエットコーラを飲むと太る」という報告が出て、「そんなの、コーラ飲みたがる奴らは大食いだから、ダイエットコーラにしたことを免罪符にでもしてるんだろ」とか思っていました。今回の記事を読んでいると、人工甘味料でHbA1cが上昇するという報告も・・・。「この試験では体内に吸収されず排泄するだけであると考えられていた人工甘味料も実は腸内細菌に対して影響を及ぼし 、糖代謝にもなんらかの関わりがあることを示しました」というのを読んで何となく合点しました。

エラそうに展開されてきた栄養学が現実にはあまり理論通りにいかないことが昔からたくさんありました。「理論通りにやっているのに、どうして上手くいかないんですか?」と食って掛かられたことも・・・。でも、これらを腸内フローラで考えて行けば何でも通用しそう。人間のカラダが栄養素と細胞だけの集合体ではない、ということですね。親友『腸内細菌叢』をお忘れなく!ってこと。在るべきものを人工体で置き換えることを彼らが許すか許さないか、ということ。

なんか、こういう曖昧なサジ加減さが、好き。

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何が起きるかわからないからこそ

来週、退職前の企業職員夫婦を対象に講話を依頼されています。毎年のことなのにとうとう自分より年下の世代に話す年回りになりました。何度もここでも書いてきましたが、話のトーンが年々変わってきているのがわかります。「生活習慣病の予防と対策」がテーマなので病気のはなしをしなければならないのは確かですが、『病気』の姿をどうとらえるのか、自分の実際の人生であることを考えると、自ずと理屈ばかり話している訳にはいきません。

先日、4歳上の姉が大腸がんに罹って手術を受けました。人工肛門は免れましたが直腸をほとんど切除したので便意が分かりにくくて外出に苦慮すると嘆いていました。2ヶ月前には高校時代の同級生が悪性リンパ腫で他界しました。そんな世代になり、周りにはこんな話ばかり。でも、「だから、日頃から健全な生活に注意した上できちんと健診を受けましょう」などという話はしたくない。そうじゃない。何が起きるか分からない世代になったからこそ、毎日を悔いなきように生きることが大切なのだ、ということを再認識してもらいたい、と思います。

熊本県民は、7か月前に未曽有の大地震の連続攻撃を受けました。「いつ何が起きるかわからないのだから、ちまちまと食事制限なんかしても意味がない。やりたいことをやり、食べたいものをたらふく食うことに決めたんだ」という意見にも言及しなければなりません。やりたいことはどんどんやればいい。でも、食べたいものを食べるのなら、最後の一噛みまで大切にしたい。いつ何が起きるか分からないのに、好きなものを味も分からず腹に投げ込むのは勿体なさすぎるから、もっと大切に最後の最後まで噛み尽くしましょう!

ということを、嫌味なくお伝えするにはどうしたらいいのか。1週間ほど悩むことになります。

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休肝日は作らないが休刊日は作る

はい。
昨日はわたしの贔屓サッカーチームが優勝しまして、うれしくて飲み過ぎました。

ということで、久しぶりに、今日はお休みします。

PS)右ふくらはぎの小さな肉離れに加えて左大腿の裏側も肉離れ。それをかばっていたせいか右の背中に痛みが走り、頸椎症の程度も増した感じ・・・しなれない運動をするときには十分な注意が必要な齢になったと痛感した一週間でした。ま、かと云って安静にしている性格でもなく、『満身創痍』を今や財産にして生きている毎日でございます。

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妄想の時

わたし、何も考えていない様で意外にいろいろ考えているんです。「考えている」というより「妄想している」の方が正解か。子どものころは、教室の終礼前のざわざわの中で目をつぶって妄想にふけるのが好きで、ふと目を開けると、すでに先生が来ていて静寂の中にわたしの独りごとだけが響いていたことなんかありました。あれは、かなり恥ずかしかった。

最近の妄想は、ほとんどが職場の階段を上るときと自宅の庭の草取りをしているとき・・・考えてみるとそのどっちもでいつも何か考えごとをしています(一昔前はトイレに座っているときだったけど、今はトイレでは何も考えていないことが多い)。ま、大した妄想ではないんですけど、特に職場の階段の場合は、独りごとをアタマの中で呟いているつもりで時々声に出したりするものだから、思いがけない場所からスタッフが現れたりして、勝手にアタフタすることあったり(笑)

わたしの独りごとはほとんどがたわいもない妄想ですから、変なこと呟いているのを見かけても、無視してください。決してだれかの悪口を云ったり、仕事のグチをぼやいたりしていることはありませんから。

よろしくお願いします。

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一番がない

最近、ふと思うのです。わたしの人生の中で、「これだけは誰にも負けない」「わたしが一番だ」と自慢できることは何かあるだろうか?と。

人並みに常識があり、それなりに知識があり、文法や文章が得意で、計算力もあり、体力もまずまずあり、走るのはそんなに遅くはなく、仕事に遅刻したことはなく、アラカンの割に若作りを自負していますが・・・どれをとっても一番ではないんだなあ。

先日、職場の幹部に自分の業績をプレゼンさせられる機会がありまして、その資料をまとめながら、自分というものをつくづく思い知りました。ま、それはそれで、悪くはないのですが・・・何か、凹んでしまいます。

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すること、しないこと

今年も恒例のカラダのリセット時期がきました。今年の冬で3回目。1回目に10キロ以上の減量で”じじい体型”になってしまったことを反省し、2回目には筋トレを導入したもののやっぱり7キロほど減量。今年はそのままの体型が維持できそうだったけれど4月の被災で一気に体重が減り、何をしても太らなくなったと思ったら8月の盆明けから突如蓄積に転じたわたしの代謝は留まるところを知らず・・・やむなく今年も職場職員のための健康増進プログラムに参加することとなった次第です。

魔法のライフコーダー・・・職員健康管理室の保健師さんから渡されるこのライフコーダーを腰に付けるだけで体重が減っていくわけですが、今年の相棒の名前は昨年に引き続き”まめ太郎”にしました。『まめ太郎2016』です。身の引き締まる思いです。

さて、これのポイントは、自分の決めた目標に毎日〇×を付けること。内容は昨年までとあまり変わりません(これをすればやせられる実績があるのだから)。
1.夕食が始まるまでお酒に手を出さない。
2.コンビニでお菓子を買わない。
3.夜11時までに床に就く。
4.夕食の後にうたた寝をしない。
5.毎日体幹トレーニングをする(少林拳教室も含む)。
6.毎日1万歩歩く。

行動変容のための目標には、「~をしない」というのと「~をする」というのがあります。一般的には食べることや生活系には「~をしない」が多く、運動・活動系は「~をする」が多くなるのが必然。ただ、やはり毎日のことだから、「~をしない」よりも「~をする」の方が楽しそうだし達成感が得られやすい気がします。ところが実際には、「今までしなかったことをする」という行動は相当面倒くさいことで、「今までしてしまったことを我慢する」の方が何とかなることが多い。

行動変容のモチベーション作り。修行の場であり楽しみの場でもあり、今年も指導者の立場という目でも、ありがたく経験させていただきましょう。

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2つのこと

「一度に2つのことをする」というのは実はとても高度なことなのだそうです。小学校高学年になってからやっとできるようになるのが普通だとか。

私たち夫婦が通っている少林拳教室には、最近小学生の兄弟がくるようになりました。たしかに小学校1年生の弟くんは、号令を掛けながら型をするのが苦手です。基本功をやっていると号令を忘れ、号令をしていると手足が動かない・・・「こんな簡単なこと、なんでできないの」とお兄ちゃんが笑い、本人はバツの悪そうな苦笑いをするのが常ですが、それが当たり前の様です。だから、鼓笛隊とかマーチングフェスティバルとかは、小学校低学年の子たちにはかなり難しいことなのですね。

一方、高齢者の認知症予防の教室でも、一度に2つのこと、3つのことをする体操があります。時々そういう研修会でわたしも一緒にやってみますが、これが意外にできません。成人には当たり前のこの機能が、かなりの高次機能であること、最初に奪われていく機能だということを自分で実感しています。

これから、子どもたちはそういう優しい目で見てあげることにします。そして、自分はいつまでもそれを失わないように日々訓練したいと思います。

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時間栄養学

ヒトのカラダが体内時計による日内リズムに制御されていることを考慮して、「何をどのくらい食べるか」という視点に「いつ食べるか」という視点を加えた考え方を『時間栄養学』というそうです。たしかに重要なことです。同じモノを食べるのにカラダに一番合った食べ方をしたい。それは、「何をどう食うか」の「どう」の要素の重要な因子です。産業技術総合研究所(産総研)というところからそういう観点からの研究成果が発表されました。

魚のDHAやEPAは朝に摂ると良い 「時間栄養学」が脂質代謝にも影響

DHAやEPAは、朝摂取した方が夜摂取するよりも各々の血中濃度を増加させ、さらに血液と肝臓の中性脂肪量を低減させることを確認したのだそうです。ということはどういうことか。サプリメントは別にして、青魚は夕食ではなくて朝食で摂るべきだ、というはなしだと考えると、なかなかハードルは高いですね。夜のうちに調理して作り置きしておくとしても、朝にそれなりの時間をかける必要があります。やっぱり、夕食はそこそこ食ってさっさと寝て、翌朝は腹が減って堪えられずに起きて、お魚と味噌汁でたっぷり朝食!というのがよろしいようですね。理にかなった、妥当な研究成果だと思います。まあ、それでもわたしは朝飯は食いませんけどね。

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ガタがきた不安

車検が終わって1年近くになるわたしの愛車。何か最近急に足回りの感じがおかしくなったのでパンクしているのではないかと何度も空気圧を測ってもらいましたが、問題はないという。突然「エンジンオイル減少」のアラームが鳴り、先日は突然ブレーキランプも切れました。そういえば夜の道を運転していて、何かライトが暗くなった気もします。別に機能に何も問題ないはずだけれど、急にいろいろなガタが来はじめたので妙に不安になっています。

これはカラダでも同じです。今まで何事もなかった自分の体調がちょっとおかしくなったかと思えば、急に肩が痛い、ふくらはぎが張っている、目が見えにくくなった、下痢気味になった・・・ガタは突然来はじめて次々と連鎖していきます。直接治療を要するほどの激しいものでもないのですが、このまま一気に悪化してカラダがボロボロになっていくのではないかという不安感に苛(さいな)まれます。

ちょっと冷静になりましょう。愛車の調子もカラダの調子も、客観的に見たら大したことではありません。劣化は否めないけれど、ふつう皆こんなものです。「諦める」というのではなく「慣れる」ということが大事。「抗(あらが)う」気持ちは大事だけれど「慣れる」ことの方が今はもっと大事・・・そう自分に云い聞かせている今日このごろです。

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通勤時間の他人ざま

時々ここに書く、朝の通勤の風景とわたしの心模様。先週の金曜日の朝はちょっと寒い朝でした。

大地震で倒壊寸前になった市民病院の建物の横で、いつものように信号待ちをしていました。信号待ちの先頭車両の待ち方を後ろから眺めていると、大体が『せっかち』か『よそみ』のどちらかに分けられます。まだ信号が赤なのに待ちきれずに出ていこうとする『せっかち』パターンと、青になったのに一向に動こうとしない『よそみ』パターン・・・ごそごそ助手席の何かを取り出そうとしている輩よりもスマホを弄っていて信号が変わったのに気付かないパターンが最近では多いのではないかと思われます。「先頭車両によそ見をする権利はない。常にじっと信号を凝視し、青色に替わったら即出発すべし」というのがわたしの持論なのですが、どっちのパターンも、危ないと思います。

その後、国道がいつになく混んでいました。追い越し車線(右側)を走るわたしの前を、なんかウロウロ車線変更を繰り返す軽自動車が一台。右側車線のさらに右側に寄ってみたりしてかなりイライラしている様子。お急ぎの様ですけど、そこで焦っても意味ないと思うんだけどなあ。この程度の朝の通勤ラッシュは想定の範囲内です。「何をチンタラ走っているんだよう!オレは急いでいるんだよう!」と叫んでいる声が聞こえそうですけど、今、渋滞にはまり込んでいるのは他人のせいじゃないし。急ぐんだったら、あんたが10分早く出てくれば良かっただけのことだし、と独りでエアーツッコミしてあげました。それでも、何とか隙間を見つけて前の方に滑り込んで行った様子です。目の前の蝿のような鬱陶しいのが居なくなって、やっとすっきりしたところで、無事に職場に着きました。いつもより5分ほど遅い到着・・・まあ、許容範囲内の行程ということで。

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エレベーターが常識

昨日、慌ただしい職場の朝に更衣室につながる階段を上ろうとしたら、外から走ってやってきた若いドクターがその階段横のエレベーターのボタンを押して、ドアが開くのを待っていました。皆が階段を上っているのなんて眼中にない様子で。

きっとその横を病院幹部や上司が通っても、彼は臆することなくそうするんだろうな、と思ってわたしは階段に向かいました。上司たちが見たら、「けしからん!」って怒るのかもしれないけれど、彼に云わせれば「そこにエレベーターがあるのになんで乗らないの?」という感じなのでしょう。わたしたちの世代は、上の階に行くなら階段が当たり前で、ちょっと贅沢なビルやデパートなどにエスカレーターやエレベーターがあることが特殊でした。でも、彼らの世代は生まれた時から世の中にエレベーターやエスカレーターがあるのが当たり前で、子どもの頃からずっと親御さんと一緒にそれに乗っていたであろう世代なのだから、それがあるのに階段を使うことこそが特殊な光景に映っているのだと思います。

ま、立体駐車場に車を停めて目の前のエレベーターを待たずにわざわざ階段を下りたり、ホテルやデパートで階を昇降するのにわざわざ非常階段を探して回ってそっちを使う、わたしのような輩は、彼らの世代では完全に『変人』でしょう。

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境界型糖尿病のみなさんへ

空腹時血糖値115、ヘモグロビンA1c 6.3のおじさん。いろいろアドバイスしてあげたのに、最後の最後に「先生、結局まだクスリを飲まなくても大丈夫ってことですよね」と云う。

全然違いますから。『クスリを飲まなくていい』じゃなくて、懇願しても『飲ませてもらえない』のです。「だれも助けてくれないから、自分で頑張るしかない」ってことです。

境界型の時に動脈硬化が進んでいきます。残念ながら、今が一番大変な時なのですよ。  合掌。

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予防は結果論

予防医療の世界にいながらこういうことを書くのは不謹慎なのかもしれませんが、予防というのはあくまでも確率論の世界であり、結局は人生を全うする直前の総括のときにどうだったかという結果論なわけです。

高血圧があると血管壁に常に圧力をかけて傷を付けるから脳卒中や心筋梗塞を起こしやすく、あるいは長年の負荷に堪えきれず動脈に瘤ができて破裂を来したり心不全になったりする確率が高くなります。だから、早い時期から躊躇することなく降圧剤を服用して、健全なカラダでいるべきだと云う。糖尿病然り、脂質異常然り、肥満然り。だからといって、何もせずにほったらかしていたら必ず命に関わる大病を患うのかといえば、そうと決まったことではありません。ずっと200mmHg以上の高血圧を続けたまま元気で長生きしているヒトはザラにいます。節制して早々から薬剤治療してても早死にするヒトはする。「そんな迷惑な話はない。オレは長生きなんかしたくないから、好きなことやってさっさと死ぬんだ」とか云ってる人間の方がいつまでもこの世に蔓延ってしまったりする。たとえ若くして亡くなったとしても、もし予防していたら亡くならなかったのかといえばそれは不明。逆に、もし他の理由で亡くなったとしても裏でどの程度の悪影響を与えていたかはわかりません。そりゃそうです。個人の体質というモノがあるし運とか社会環境とか・・・だから確率論なんです。

そうです。だから確率論なんです。自分の人生が成功だったか失敗だったかなんてのは、日々のチェックリストに○がいくつあったかで判断されるものでもなく、生きていた(元気でいた)長さで決まるものでもありません。ただただ、予防しておいた方が何が起きても後悔する確率が低いだろう、というだけのことだと思います。

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云われ慣れてくることば

「はいはい、はいはい、いつも云われています。体質ですかね」「はい、もう若い頃からずっと云われています」

健診結果の肝機能異常や糖代謝異常やについて、ヒトがせっかく説明しているのに、まったく聴く耳をもたないというか、鼻で笑いながら、「おまえに云われんでもわかっている」的な反応をして聞き流そうとしている妙齢の男性諸氏に物申したい。

「だから、何よ?」~ずっと前から云われ続けているから「これは自分の体質、自分らしさだからそれで良い」と云いたいのか、「ずっとがんばっているけど変わらないんだ」と云いたいのか存じませんが、あんたどんどん歳取っていってんだからね。若い頃からわかっている体質なら、そろそろ何とかしなさいよ。というか、これだけ長い間負担をかけさせている自分の忠実な部下は、長年仕えている臓器だからこそ、もう破綻寸前。定年退職することすらままならない一生の奴隷なのだから、もうちょっといたわってあげてもいいんじゃないの? あんたじゃ管理できないのだから、早くかかりつけ医作った方がいいんじゃないの?

ま、わたしのカラダの話じゃないから、聞き流してくれてもいいけどね。今が変われる最後のチャンスなのに、勿体ない。

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着眼点

先日、保健師が聞き取ってパソコンに入力している人間ドック受診者の問診を読んでいたら、「自分の血管年齢が『90歳』となっていたが、平均寿命以上の数値を示すのは配慮が足りないのではないか、という意見をいただいた」というのがありました。

動脈硬化に関する検査から出てくる『血管年齢』や肺機能検査から出てくる『肺年齢』など、自分の検査結果が正常と比べてどの程度なのかを数値で表すことはかなり前から行われています。こういう数値の方が、云われた当人としてのモチベーションが上がりやすいのだそうです。こういう数値の根拠になっているのは、前もって準備された正常コントロール群の平均値ですが、高齢者になればなるほどコントロール群の人数が減ってしまい、実は80歳代までしかデータがないのです。冒頭の『90歳』の表現は実は間違いで、『90歳以上』というのが正解・・・つまり、検査値が80歳代の正常者よりもはるかに高い(固い)ことを示しています。

もちろんこれは、50歳~60歳代なら、「自分の血管はかなり動脈硬化が進行しているから今から注意しましょう」という意味に受け取るのが当たり前ですが、これを「自分の血管は平均寿命以上生きている連中と同じだ。長生きしている元気な年寄りと同じなんて、こんな光栄なことはない!」なんて受け取り方をするヒトが居るとは思わなかった。

「そんなの単なる屁理屈だ」「冗談を真に受けたんだ」「叱られているだけだ」と批判するのもいいけれど、自分にはそんなこと思いつきもしないので、その着眼点にちょっと感動しました。

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ワクチン接種の時間?

ワクチン接種は午前がいい

マウスの実験で、ワクチンの効き目が摂取する時刻で変わってくるという結果を大阪大学のグループが発表したらしいです。「集中力などを高める交感神経が働く時間帯ほど効き目が高まるとみられ、人間の場合、午前中の接種が理想」ですって。

まあ、わたしたちの職場でワクチン接種するのはどうしても業務が落ち着いた夕方になるのは仕方のないことですが、せめて学校の予防接種を午前中に計画したり(そういえば、普通そうですよね)、お子さんたちは午前中に予防接種の予約をとるのが良いんじゃないでしょうか(どうせ、いつ打っても料金は一緒なのですから)。でも、ふつう、午前中は患者さんだらけでてんやわんやだからクリニックとしては嫌がるでしょうし、ワクチン効果を高めるためにわざわざ病気でもないのに病人の中にさらされに行くのも本末転倒な気もします。難儀。

今年はインフルエンザワクチンの供給が間に合ってなくて、うちの職場では接種が12月にずれ込みそうです。接種の時間云々のレベルではありません。もはや、あとは気合だけか! いやいやこんなときこそ『標準予防策』の出番です。うがい、手洗い、マスクを励行しましょう。

 

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日本緑内障学会

眼圧だけじゃない、多様な緑内障関連因子

人間ドックに従事していない限り興味すらわかない分野ですが、緑内障、特に日本人の場合は眼圧が上がらない『正常眼圧緑内障』が意外に多くて、失明の大きな原因になっています。だからこそ、健診や人間ドックでは眼圧だけでなく眼底検査からでも緑内障を疑って眼科受診を勧めることが著しく増えています。そんな中、この記事のような内容は雑学として知っておかなければなりません。

「緑内障は網膜の細動静脈径が細いほど起こりやすい(山形大学)」というのは、もともとの体質の問題なのかしら? 『細動脈狭細化』というのは高血圧性動脈硬化変化の代表なのですけれど、これは「高血圧の人は緑内障になりやすい」というのとは違うのでしょうか(そういう言及がないから違うのか)。でも東邦大学大森病院の検討から、Mets(メタボリックシンドローム)と大血管硬化が眼血流変化をもたらし、「緑内障が発症するメカニズムには、Metsや動脈硬化という全身因子と眼血流の変化が深く関与していると見られる」という考察がなされているということは、結局は高血圧とも無関係ではないということではあるまいか。

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心リハ学会その他

せっかくだから、先日の日本心臓リハビリテーション学会九州支部地方会の話題をもう一編。というか、先日の三浦先生のレクチャー以外で記録を残しておきたかった項目を箇条書きしておきます。

●心不全と骨格筋不全~九州大学の筒井裕之のお話から。団塊世代の高齢化を基盤に『心不全パンデミック』というコトバがちらほら聞こえ始めている昨今、実は、急性心筋梗塞の入院数はここ数年横ばいなのに対して、心不全による入院数が右肩上がりに増加しているという現実を知らねばなりません。わたしが循環器内科に居たころの若い先生方はちっとも興味を持たなかった疾患が、循環器の世界を凌駕しようとしています。心不全は心血管病の終末病態・・・だから、わたしたち予防医療従事者の使命は、心不全になるようなカラダにさせないことです。心不全は運動能力の低下が関与しています。運動能力の低下にはミトコンドリアレベルの障害による骨格筋不全が関与しています。ん~むずかしい。

●4秒筋トレ~熊本大学の都竹茂樹先生のお話。高齢者のサルコペニアやフレイル予防に筋トレが重要だということは今や常識。そのノウハウは先生の著書を読めば良いとして、この方法を普及させるのに最大の難関が、「みんな『他人ごと』だから集まってこない」ということ。わたしも頼まれて健康講話によく行っていましたが、無理やり集められた感満載の聴衆にお話をするのはちょっと虚しかった記憶があります。「いかに『自分ごと』にさせるか」・・・ひと工夫もふた工夫も必要な集め方、パンフレットの見せ方など、先生の熱意を感じながら拝聴しました。

●ビタミンD~JCHO九州病院の佐藤憲明氏のお話から。内容は週3回のビタミンD摂取だけで、健常高齢者だけでなく心不全高齢者でも下肢筋力が増強することが確認されたというはなしでしたが、そういえばたしかビタミンDは認知症予防にも効果的だったはず。サプリとしてのビタミンDはこれからさらに引っ張りダコになるのか。

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たんぱく質食に物言い?

高たんぱく質食による減量もインスリン抵抗性は改善しない

今回CareNetで配信されてきたのは、米ワシントン大学医学部のBettina Mittendorfer教授氏らが閉経後の糖尿病ではない肥満女性34人(50~65歳)を対象に行った研究で、タンパク質摂取量とインスリン抵抗性の関係を評価したものです。その結果、「推奨量のたんぱく質を含む食事療法を行った群では、2型糖尿病や心疾患リスクの低減に重要とされるインスリン抵抗性が25~30%改善したのに対し、高たんぱく質食を摂取した群ではインスリン抵抗性の改善は認められなかった」というもの。しかも、「減量のうち3分の2は脂肪組織からで、残りの3分の1は筋肉に依存している。高たんぱく質食を摂取した群では、筋肉の減少量はやや少ないようだったが、最終的には1ポンド(約450g)の差におさまり、こうした僅差に臨床的ベネフィットがあるかどうかは疑問である」とコメント・・・たんぱく質をたくさん摂っても筋肉にはならないぞ、という追い打ちの報告でした。

まあ、みなさま勘違いされませぬように。ケトン体ダイエットが台頭する中でのアンチテーゼですが、基本、糖質と同様にたんぱく質であっても摂る量が多かったらただの食いすぎですし、運動しなけりゃ筋肉なんかつくはずないのです。つまり、少ない量しか食わないときに何を食うかの理論です。”閉経後の肥満女性”という選び方をしている時点で、研究に無理があるというか悪意があるように感じますけど・・・。

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えへへへへ

お酒を飲む人はウォーキングをしよう 飲酒のリスクを運動で帳消しに

ほんと、こういうのを見つけ出す能力に長けているわたしです。

「アルコールの飲み過ぎは心臓病や脳卒中、がんなどの命にかかわる病気のリスクを上昇させますが、運動を習慣として続けている人では死亡リスクが低下することが明らかに」なりました、とさ。酒を飲み過ぎると脂肪肝になるが、運動すると脂肪肝が改善する。だから、飲み過ぎによる死亡リスクもウォーキングをすれば帳消しになる、とまで云いきっておりますが・・・。「もっとも危険なのは、お酒を飲み過ぎていて、運動を全くしない生活スタイルです」と云うシドニー大学保健科学部のエマヌエル スタマタキス氏とやらは、きっと大酒飲みなんだろうな。

でも、こんな研究をしてはダメだと思います。してもいいけど発表してはダメだと思います。どんなに結果が良くても、過度の飲酒を勧める羽目になる。わたしなんて、酒飲んだあとに1時間半のワンの散歩をして、帰ってきてからまた飲み始めるんですよ。そんな生活に「ベリーナイス!」って云ってもらうと、なんか返って後ろめたい感じになりますわ。

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«運動がもたらすもの