アフターコロナ

大都市圏で緊急事態宣言を解除するだのまだ早いだの巷はうるさいけれど、いまだに理解できないのは、解除されたことで一般市民に何か変化はあるのですか? 行動自粛は今までと何ら変わらないはず。飲食店の時短要請が緩くなることで、今まで行き場がなくて公園に缶ビール持ち込んで大騒ぎしていた不届き者たちの収容先ができるだけのこと(本当はどっちもNGだけどな)? 後は公共施設(体育館や動物園や図書館など)で休館にされていたところが再開するくらいか。「宣言解除されたのに街はまだ閑散としています」と夕方のニュースで云ってましたが、それが当たり前なんじゃないん?

まあ、首都圏さえ終息したら地方は勝手に落ち着くでしょう(言い換えたら首都圏が終息しない限り無理)。「そもそも、新型コロナをいまだに指定伝染病扱いにしているからこんなパニックになっているのだ」と批判する専門家も最初から多いし、「冬場に大流行したのは去年までのインフルと同等だ、いちいち騒ぐな」というのも理解できているのですが、それでも今は世界的に騒動が落ち着くまで現実的には変えようがないでしょう。「ワクチンは本当に救世主になれるのか?」・・・初めての経験だからそれすら誰も答を知らない。

そんな中で、最近ふと思います。今やマスクは生活必需品で付けていないと不安でしようがないくらいの状態。もし、インフルと同じようにワクチンに効果があることがわかり、治療薬も生まれそうだという状態になったとしたら、すぐに人混みの中でマスクを外す勇気が生じるだろうか? そもそもマスクなしで街中に出かける勇気(その前に人混みを見てたじろがない自信)ができるだろうか。ホテルに一泊するとか、まずは出張で飛行機に乗って東京に出かけるとか、そんなことが躊躇なくできるようになるまでにどれくらいかかるのだろうか。街中で大宴会するなんてもっともっと先。「明日から、何しても良いですよ!」と専門家が宣言したとしても、その第一歩を踏み出す勇気は、わたし的にはかなり高いハードルです。

あ、いや、きっと何も起きないことなんか容易に想像できるのです。今すぐやってもこんな地方都市ではきっと大丈夫なんだと分かっているんですけど・・・。

 

| | コメント (0)

パンツのゴム

最近、下着のパンツが緩くなってズレ下がる感じがする。

そうそう、毎年この時期にダイエットトライアルするけど、体重が減って腰回りが締まってくるとともにLLサイズのパンツがちょっと大きすぎる感じになるのよ。だからLサイズを買ったこともあるけど夏から秋にかけてちょとLサイズではきつくなるので、いつの間にかLLサイズが多くなる(大は小を兼ねる!)。今年は体重の減り方が今ひとつだからちょっと凹んでいたけれど、この感じは少なくとも腹筋運動が効いて腹回りが小さくなっている証だと思っているところ。

そんなことを云ったら、「単に、パンツのゴムが緩くなっただけなんじゃない?」と妻に冷たくあしらわれた(泣) 「なら、全部新しいのに買い直してくれよ!」と居直りかけて、ふと気付いた。毎朝洗濯物を干して夕方畳んで仕舞うのはいつも私の仕事だ・・・たしかに、まっすぐ干してもお腹の部分が垂れ下がる。畳もうとしてもお腹の部分がまっすぐじゃない・・・あれーもしかして、本当にパンツのゴムが緩くなっているかも知れないぞ。

いやいや、それでもそれに気付いたのはもっと前だ。穿いていてパンツが緩い感じを抱くようになったのはここ数日だ。同じ条件なんだから、相対的に評価しても最近の方が腹が引っ込んだのに違いない! でも、そろそろ新しいのに買い直していい時期じゃないのか、このユニクロパンツ(買うときに悩むのよ。LLサイズにするかLサイズにするか・・・そしてLLサイズを買うの。「また太るだろうから」と思って)は。

 

| | コメント (0)

アルコール性肝障害

人間ドックや健診で肝機能とか腹部超音波検査とかに対して『要精密検査』や『要治療』の評価を受ける人が昔からたくさんいます。まあ、多くの場合は脂肪肝とか、飲み食いのしすぎとか、ほぼ生活習慣の乱れの現れなのだと推測され、原因究明の検査や薬物治療を求めて紹介状を出すのではなく、生活の見直しをしながら定期チェックを受けるためのかかりつけ医を作るための紹介状であることがほとんどです。だから、どうせ紹介状を出しても「経過観察」の返事が返ってくるだけなのだからと、わたしは結果説明をする時点で判定を下げてあげることが多いです。

で、そういう紹介状を出すと決まって医療機関からの返事には『アルコール性脂肪肝』とか『アルコール性肝障害』とかいう診断が書かれています。「ちょっと飲酒習慣があるだけで、面倒くさいモノだから医者はすぐに”アルコール性”とか書くんだ・・・ほとんどは飲み過ぎというより食い過ぎが原因でしょ!」と悪態をつくわたし。「”アルコール性”と診断するのは、かなり長い間続く大量飲酒習慣(アル中)の人の話なんだよ!」と思いながら、この機会にちょっと調べていました。

”アルコール性肝障害(ALD)とは:長期(通常は 5 年以上)にわたる過剰の飲酒が原因と考えられる肝障害で、以下の①~③の条件を満たすものとします。
①過剰の飲酒とは、1 日平均純エタノール 60g 以上の飲酒(常習飲酒家)を云う。ただし、女性や ALDH2 欠損者では、1 日 40g 程度の飲酒でも、ALD を起こしうる。エタノール 60g とは:ビール[アルコール 5%]大ビン 2 本弱、日本酒 2 合、焼酎[アルコール 20 度]2 合弱、ワイン[720ml]1/2 本、ウィスキー(アルコール 40%)150ml に相当します。
②禁酒により、血清 AST(GOT)、ALT(GPT)およびγ-GTP 値が明らかに改善する。
③肝炎ウィルス(B,C 型)マーカー、自己免疫性肝炎の抗体(抗ミトコンドリア抗体、抗核抗体)がいずれも陰性である。”

ほーらみろ、こんなに飲まなきゃ認めてもらえないんだから・・・。ん? ビール(大)2本弱・・・これは1200mlくらい? そんなに毎日飲めんわ。と思ったけれど、日本酒や焼酎は2合程度? こっちは意外に飲むかもしれない。しかも晩酌と云ったら普通、「さしより(「とりあえず」の意味の熊本弁)ビール、その次に焼酎お湯割り」とかいうパターンが多いじゃない? ということは意外に基準は低いんじゃないのかしら。こりゃ、わたしもちょっと検査値が悪かったらヘタすると「アルコール性肝障害です」とか診断されるかもしれないということじゃないですか。くわばらくわばら。

もっとも、②の条件があります。まずは禁酒してみないといけません(ちょっとだけ減らすのではダメ)。禁酒したら正常値に戻って、もう一度飲んでみたらまた上昇するなら『アルコール性肝障害』という診断になるのですから、ここまできちんと検査・指導してもらいたいものです。γーGTP高値の方にはいつも説明していますが、「この場合、『診断がつく』というより『あなたにはお酒の処理応力がありません』と自分のカラダから引導を渡されたようなモノ」ですから、観念せねばなりますまい。

| | コメント (0)

休日の朝(続編)

昨日も一昨日も有給休暇でした。年度末の公共工事と同じくらいの意味しかない年度末の無意味な有休消化です。有給休暇は年度跨ぎできないから、もらっておかないと勿体ないし、ちゃんと一定以上取らないと労働基準局の指導が入るわけで・・・。

で、昨日も一昨日も二度寝しました。朝6時前に愛犬を庭にオシッコに出してから再度床に入り、次は8時起き。年末年始でもゴールデンウイークの10連休でも絶対に7時より前には起きることにしていたわたしが、遅くまで寝たら一日の半分を無駄に過ごした気分になって凹む!とつい1週間前にブログに書いたばかりのわたしが・・・。朝8時と云えば、仕事の始業時間です。昨日も一昨日も同僚たちはすでに診察室でスタンバイ完了の時刻ではないか。こんなことでいいのか、自分?

とか、意外にそんな気持ちにはならない。一昨日はその前夜に急ぎの依頼原稿のチェック作業で夜中の2時まで働いたから止むなしだけれど、昨日は何のいいわけ事項もない。でも、別にダラダラした気分にはならないものだ。起きて体温測って(職場には必ず8時半までには報告しなければならない)、ゴミ出しに行って、R-1飲んで、洗濯物干してから血圧測定と仏壇の水替え。ルーティンワークをこなすうちに目が覚めて・・・いつもの休日のようにそれから愛犬と一緒に朝散歩だ。そんなこんなが終わって朝10時。一昨日はそれからパソコンに向かって職場から送られてくる原稿の校正したり午後には妻と街中の美術館に行ったりとても充実していた。昨日はブログ書きしたり、筋トレしたり、締め切り近いコラムの原稿書きしたり、これまた充実。決して、時間を無駄にした気がしなかった。

ということは、わたしの勝手な思い違い(思い込み)だったのかもしれない。休日に日ごろと同じ時刻に起きて体内時計をコンスタントに保っても、気持ちがついていかない。起きる時刻を2時間遅れさせただけで、生活リズムはむしろ良い。そんなこともあるということだ。何でもかんでも「こうあるべき」と思い込みすぎない方がいい。そして、人間は歳を取るとともにカラダの在りようもココロの在りようも変化するモノだということを心得た方がいいこともある。うん、そうだね。

ま、とは云え、たぶん次の休日は今までと同じ起き方に戻るだろうけど・・・(笑)

| | コメント (0)

気付きたくないけれど。

「あなた、最近、お酒飲むとすぐクシャミするようになったね。お酒が合わなくなったんじゃないの?」

妻が云う。しまった、気付かれたか。実はクシャミだけではない。鼻詰まりもするようになってきた。まるで、花粉症と同じではないか。酒の中ではビールのときが一番明確なようである。その次が日本酒。飲むのを終えるとほどなく症状は消える。

できるだけ気付かないふりしてたのだけど、これからどっちに動くのかなぁ。どんどん拒絶反応が強くなるか、それとも今を底にしてこれから克服して持ち直してくるか。どうも前者のような気がしてならない。

それを考えると、今のうちにいっぱい飲んでおいた方がいいのかなとか姑息なことを考える。と、ところがである。最近、ビール350ml缶の2缶めに入ったら急に眠気がやってきて、飲み終わった頃にはほとんど酔っ払いで目が開けておれないほどに眠くなるようになってしまったのです。そんなこと、よほど疲れていたり睡眠不足だったりしない限り、1年前までのわたしでは考えられなかったことだ。たぶん、今でも、外での宴会とかならもっと飲めるのかもしれないけれど(コロナ禍でそんな機会は皆無になりました)・・・。家では、呑めなくなったなあ、と痛感。なのに、「そんなはずはない」とばかりにお替わりしてみたり焼酎や日本酒を加えてみたりして、何度撃沈したことか・・・。

かつて、「自分のは長生き志向なんかこれっぽっちもないから」と云って誰に注意されても意地でもタバコをやめなかったのに、突然カラダが受け付けなくなって(もらいタバコしたレベルでも、翌朝の吐き気やシャックリが激しくなるし、ちっとも美味しいと感じられなくなって)やめざるを得なくなったことを想起させる。酒飲むと、カラダが「No!」と云い始めるって、考えただけでも、恐ろしいわ。

時とともにアレルギーがひどくなって、今まで食べられていた大好きな食べ物がどんどん食べられなくなって、間違って食べた後に激しい下痢でトイレに何度も駆け込む妻の姿を見ていると、『自分のカラダが何かを拒絶するようになる』って気が遠くなるほど大変なことなんだな、と痛感しています。

PS)こんなことをヌケヌケと書きながら、実はちょっと検索してみたらすでに3年半前には気付いていた(汗):『晩酌をやめるとき?』・・・まあこの頃より明らかにキャパが落ちているのは確か。

| | コメント (2)

地元飲食店応援プロジェクト

『地元飲食店応援プロジェクト 冬Ver.のご案内』と書かれた知らせが今年から医局長になったS医師から配信されました。

毎年1月に開催される予定だった医局新年会がこのご時世のために中止になったので、そのために組まれていた予算を使って、病院近傍の飲食店を応援しよう!と提案されたものです。つまり、各人が宴席で使う予定だったお金を店のテイクアウト商品を買うための商品券として各人に還元するので、積極的に使ってほしい、という趣旨です。

コロナ禍で大変なのは医療機関だけではありません。特に飲食店の痛手は目を覆うモノがあります。中止になった宴会の予算は、職場としても決してバカにならない金額なのだから使わずに病院の赤字の穴埋めに使う方法もあったとは思いますが、それを医局長の大英断でこんな使い道に活かしたということに、わたしは拍手を送りたいと思います。

もともと夏の暑気払いや冬の新年会はたくさんいる医者間の親睦を図る目的で行われますが、実際には仕事が忙しくて参加できない医者も少なくありません。彼らは結局医局費の恩恵を受けることなく食事を放棄することになるわけで、それを考えたら今回の方が返ってありがたいし、上手く使えば、いつも陰で支えてくれいる家族においしい弁当を持って帰ることもできます。ありがたや、ありがたやです。=

 

| | コメント (0)

休日の朝

一昨日は建国記念の日でした。職場は祝日稼働日でしたが、わたしは「来なくていい」と云われたのでゆっくり休みました。「ゆっくり休む」と云っても、わたしは休みの日の朝も平日と同じ時刻に起床するようにしています。朝をウダウダするとすぐに昼が来て、すぐに夕方になるので一日が異常に短くなる気がするからです。

でも、休みの日も平日と同じ時刻に起きることにしているのに、なぜか朝の気分が違います。朝6時に起きて7時の出勤まで、分刻みのルーティンをこなしても何とも思わない(むしろ、時間が足りなくてバタバタ)平日と違って、休日はほんの15分ほど寝過ごして起きるだけで、とてもカラダがだるい。いや、だるいのはカラダではなくアタマかも。起きても朝体温と血圧を測定しながらボーッとして、動くのがとっても億劫。何とか気持ちを奮い立たせて洗濯物を干したり洗顔したりしているうちにやっと目が覚めますが、愛犬を連れて朝散歩に出るまでは今ひとつです。

何が違うのだろう。『時間の制約がある』ということが重要なのでしょうか。たしかに、朝からゴルフの予定があるとか隣県で開催されるサッカーチームの試合応援に行くとかいう日には、起きた時点から日ごろと同じくらい気持ちがシャキッとなれます。平日の「7時に家を出なければならない」という足枷は、一日の生活リズムを作る上ではとても大切なことなのだと痛感します。それを考えると、定年退職したあとの足枷のない生活はたとえ毎朝早起きして朝散歩したとしても、今と同じようにはいかないということを覚悟しなければなりますまい。

 

| | コメント (0)

「検診医しかできない医師」だと?

医師用の配信記事の題名に『一生検診しか勤務できない医者増殖中』を見つけて、カチンときました。頭にきてサラッと読んでみたら、「専門医資格を持っていないので・・・」とか「前職が検診だと訪問診療にも転職できない」とかそんな内容。

「健診なんて(そもそも「検診」と「健診」の違いすら知らない医者に何がわかる?と思いますけど)誰でもできる」と思っている臨床医がいまだに多すぎるし、わたしが健診部門に希望して移動したときには、「先生、今まで忙しすぎましたもんね。少し息抜きするのも大切ですよ」と事務スタッフから云われたこともあります。

わたしが臨床医に見切りをつけて予防医療の世界に移った理由は以前何度かここにも書きました。健診専門医になった頃(正式に専門医資格と指導医資格を取得したのは遙かあとですが)には明らかに格下に見ている連中に「何にも知らないくせにバカにしやがって!」と反発したものです。でも、病院の幹部クラスの部長医師が結果説明の手助けに来てくれる様になった時期に、ものすごく受診者に不評で「何も説明してくれなかった」「ほとんど問題ありません」とか云って何も具体的なアドバイスもしてくれなかったとか大多数がアンケートに書くものだから、数ヶ月で部長医師の手助けシステムが中止になったときに、「それみたことか」とほくそ笑んだことを覚えています。

健診の医師の最大の仕事は健診結果の意味を説明することなんかじゃない。異常者を病院に受診させることでもない。その結果を元にその人の人生に対して何をしたら病気にならずに楽しい健康的な生活を送れるかのアドバイスをすることなんです。言葉は悪いけど、そこいらの単なる優秀な修繕屋には絶対にできない仕事なんです。まともな健診をこなせる医者なんてそんなにいません。昔の「でもしか先生」みたいな云い方、しないでもらいたいものだわ。

| | コメント (0)

昭和の発想

のどかな公園を散歩中、たくさんの渡り鳥のカモたちが虫を啄(ついば)んでいます。今年は暖冬なので、もうすぐ旅立ちの季節なのかな、とか思いながら眺めています。よく見ると、カモたちは2羽ずつ番い(ペア)になっている場合が多く、あちこちでカップルで行動しています。

「この公園は夫婦で散歩する人がものすごく多いね」と、熊本地震の後に引っ越してきた義母が感心していました。「わたしの住んでいた○○町なんて、夫婦で会話しながら散歩してる人なんかほとんどおらんかったけん! 住んでる人の層が違うんかな?」と。いやいやお義母さん、そうじゃなくて、この公園に車でやってきて健康のために散歩している人が多いだけですよ。

と、そんなことを思い浮かべながら散歩していると、中には奇数のカモ集団がいます。5羽でつるんで啄んでいるカモたちに「お、あんたらはまだ彼女ができてない少年たちやな」と妻が指さすので、「ゴレンジャーくんたちだね」とわたし。その向こうには今度は7羽の集団・・・「これも奇数のあぶれモンだ」と笑う妻に、「今度は七レンジャー、見参!」と調子に乗るわたし。

「あのさ、いいけどさ、ゴレンジャーとか七レンジャーとか、例えがめちゃくちゃ昭和やね、あなた」と矛先がわたしへ。「今の子たちにはゴレンジャーの発想はないだろうね」と。はいはい、わたしは昭和でございますよ。それが、なにか?

そんな夫婦2人とワン1匹の夕散歩。夕日がまだ西の空に赤く光っています。「だいぶ、日が長くなったね」・・・春の訪れが待ち遠しい今日この頃です。

| | コメント (0)

おそるべし騎馬突き!

先週後半から突然減ってきた体重が週の初めの今日もキープできていたのは大変嬉しいことです。洗面所に映るシルエットも明らかにお腹の締まり方が目立ってきたのが分かります。もちろん、まだまだですが。

2ヶ月頑張っても1.5キロ減から微動だにしなかった体重が急に落ちた理由、明確にはわかりませんがおそらく筋トレ系運動を追加したためだと推測します。寝る前にする4種類の腹筋運動もかなりきついですが、たぶん身体が変化した理由はその後にやり始めた『騎馬突き』だと思います。昨年もそれをやっていました。少林拳の練習に行っていた頃に鍛錬として毎回やらされていた運動。膝を曲げて騎馬の姿勢のまま突きを120回(回数はわたしが勝手に決めました)。まあ単純で簡単な運動だし、高々2分の運動なのでさほど息が上がるわけではないのだけれど、毎日続けているとさすがに膝関節が痛かったり太ももの筋肉が痛かったり、歩くのに若干の支障がでてきたりします。

これを加えたことで締まったカラダが手に入ってきたのだから、止める勇気もなくこのまま続けると思うんですが・・・これが意外に辛いのよ。だから今年始める時には行動メニューに入れなかったのだから。やればできることもやれば成果が出ることも分かっているのだけれど・・・これいつまでするの?となった時に、自分で区切りをつけられないかもしれない。まあ、このトライアルが続く3月末までは続けるかも知れないけれど・・・その後どうなるかなぁ。何か、他のもっと楽な方法ないのかしら。

 

| | コメント (0)

爽やかな朝

朝、ちょっとだけ眠い目をシバつかせながら診察室までの階段を上がっていると、上から降りてきた若い事務スタッフのお嬢さんとすれ違いました。

「おはようございます!」

朝からとても元気な爽やかな声がマスク越しに届きます。

「あ、おはようございます!」

慌てて返事を返しながら、すれ違う前とすれ違った後では全然気分が違うことに気付きます。

「うん。いいよね。朝から元気をもらえるよね」・・・ひとりそう思いながら診察室に入りました。別に何ということもなく、うちの職場には若い女性スタッフはもっとたくさんいて、みんな元気でエネルギーをたくさんわけてくれるから、それだけでも得している(きっとそのおかげでわたしは日頃から若さを保てているのだと思います)のだけれど、こういう爽やかなあいさつのコトバ1つが、八方塞がりの運気に入ってきたオヤジには響くのであります。

昔、新婚の頃、車を運転していてふと窓から見たときに道路の向こう側を歩いていたお嬢さんがとても爽やかで、車を動かし始めたときに夫婦同時に「今、とても爽やかなお嬢さんがいたね」と叫んだことをいまだに鮮明に覚えています。道に芸能人や女優さんが歩いていたとかいう”オーラ”とはまた違う、しかもその人がこっちを見てくれたとか何か話しかけてきたとかそんなこと全くないのに、ただ見かけただけで皆がとても爽やかな気分になる。これ、ものすごいだと思います。その後、そのお嬢さんは一度も見かけたことがありません。今回のことは、日頃から面識のある若いスタッフさんとのことだから、あの時のような感動ともちょっと違う感覚でした。歳取ったからかもしれません。決して変な下心などありませんので、ご心配なく。

 

| | コメント (0)

リモートマラソン

昨日(2月の第1日曜日)は本来なら別府大分毎日マラソン大会が開催される日でした。中学生時代の同級生が毎年東京から駆けつけて参加するのでそれを口実にプチ同窓会を開催するのがこの日の決め事でして、それ(マラソンではなく、宴会の方)に参加したくて2月第1日曜日の翌日の月曜日(今日)は有給休暇を取るように年度初めから予定しています。もっとも、天候やら体調やらで実際にわたしが参加できたのは1回だけ、しかもその日だけ同級生は帰って来れなかった(笑)・・・でも、地元大分でのお祭り(子どもの頃は沿道に出て応援していた歴史ある大会)の空気を感じられただけでちょっと嬉しかったことを思い出します。

そんな大会も、今年は開催そのものがコロナ禍で中止(「延期」ですけど2022/2/6に延期だから実質的な中止)。新人ランナーの登竜門として人気のマラソン大会だったのですが・・・。そんな中、リモートマラソン大会(別大チャレンジ2021)が開催されています。このリモートマラソンの考え方は一気に市民権を得てきました。いつ終局するか分からな新型コロナウイルス感染症ですが、1年経っていつまでも指をくわえて待っているなんてことはしない。走りたくてウズウズしている人たちは、走りを楽しむためにちゃんと新しい時代のチャレンジを考えつくモノなのですね。残念ながら、お祭りにつきものの走った後の打ち上げ宴会だけができませんが、もうそっちの楽しみ方はリモート飲み会としてとっくに定着しています。

最近、人間ドック受診者の方の中に「毎年熊本城マラソンに参加するために走っていたけれど、今年は開催されないので走るモチベーションもなくて、太ってしまった」と言い訳する人がたくさんいます。そんな皆さんへ。まだまだリモート大会たくさんありますよ。現地に行かなくても良いのだから、走る気持ちがあるのなら参加を検討してみたらいかがでしょうか? もっとも、イベント参加はただ単に走るだけが目的じゃないところがありますものね。この時にだけ再会できる遠方の走り仲間だったり、沿道で応援する知り合いとのハイタッチだったり、街を上げてのお祭り空気だったり・・・その醍醐味は全くないのだから、その中で走るのは、日頃のトレーニングと何ら変わらないと感じる人も少なくないのでしょう。ま、ものは考えよう。何もできないことへの言い訳考えるよりは何かできることを考えて、コロナ禍を楽しみましょう! 

とはいえ、結局別大マラソンも中止になったし、そもそも県外移動自粛期間中でもあるし、予定していた有給休暇はキャンセルして、今日も朝からしっかり仕事してきました。

 

| | コメント (0)

学問はあくまでも経験則

医学のメカニズムはこれまでの社会で出来上がった理論です。

社会環境も生活のスタイルも日々変わっていく中で、これから生きていく上で今までの常識が通用するかどうかは、まだ未経験だからわからないと考えるべきだと思います。未経験という点ではコロナ禍と似たりよったりです。

だから、自分に合うかどうかは試してみないとわからないのよ、と思っています。

| | コメント (0)

八方塞がり

今年、九星気学の六白金星にあたるわたしは本命星が方位盤の中央に来て『八方塞がり』の運気に入ります。

妻がわたしの代わりに稲荷神社に行って『方災除け』のお札をもらってきてくれたのですが、「そのときに『命厄なんとか・・・』て怖いことが書かれていたよ」と云う。「命に関わる厄が襲ってくる」ってこと?と聞いたら、「そうかもしれん」とか答えるので怖くなって調べてみました

『命』は『本命』のことですね。『命中』の『命』。つまりこれが『八方塞がり』と同義語なのですね。

”八方塞がりは、過去八年間の結果が表れてくる年に当たります。"
”ですから吉か凶の年になりますので命厄年祈願をすることで大難が小難、無難になることを祈願するわけです。”
”本命星が中央にくる『八方塞がり』の状態になると、文字通り八方に通り道がなく、吉凶が激しく移動や転機に障りのある運気となります。”
”積極的な動きを控えて力を蓄える時期ととらえ将来を見据えた勉強や資格取得に注力するのもアリです。”
”『八方塞がり』は季節でいうならば、冬の極まる冬至です。これ以上寒くなること、状況が悪くなることはありません。次の春、芽吹きの季節を待つための準備期間として、悲観せずしっかり自分への投資をしておきましょう。”

なんか、とても重い気持ちでいましたが、今回たまたま検索してみて、意外と前向きになれる気がしてきました。そうか、「新しいことを始めてはいけない」けれど「新しいことを始めるためにしっかり勉強するとか資格を取るとか、そんなことをやってもいい」って事ですね。

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

スイッチオフ

「あなたの理解できないところは、あれだけ多動児なのに突然動かなくなったら全く動かなくなることよね」

そう妻が云います。はい、たしかにその通りです。わたし、やるべきことがある間はカラダを休めることができません。一旦休んだら動けなくなる(再度立ち上がるのに大きなエネルギーが要る)ことを知っているからです。

毎日、仕事から帰ったら、椅子やソファに座ることなくそのままワンの散歩に出かけます。帰ってきたらそのままコンタクトレンズを外してから洗濯物を畳み、風呂を洗って栓をします。その後に服を部屋着に着替えて椅子に座る。ここでスイッチが切れます。

旅行(日帰りの移動も含めて)や学会出張から帰ってきたら、出発前に掻き集めて旅行鞄に詰め込んだ諸々必要なモノをすべて元あった場所に戻し、新しく買ってきたモノや洗濯物はあるべき場所に分配し、空になった旅行鞄を定位置に戻し、服を着替えて、初めてソファにドスン。スイッチが切れる瞬間。

妻をはじめとする周りの人は、「お疲れなんだからまずは座って落ち着いたら?お茶でも飲んで・・・」とか云ってくれますが、それができないんです。その代わり、一旦オフになったら電池切れのロボットと同じように一気にオブジェ化して、まったく動きません。酒飲んでソファでうたた寝して冬眠中の熊みたいになります。それはそれでちょっと情けないのですが、まあそんな形で均衡を保っているのだと自分を納得させています。

うちの母親は買い物から帰ってきたらそのまま座って買ってきた物を端から開けていくのが常でした。妻もそのパターン。でも、わたしはまず全部を何もなかったかのように整理したその後で初めて買ってきた物を開けるというパターン。しかも、中味を楽しむ前に包み紙やビニール袋を全部ゴミ箱に捨ててしまわないと落ち着けない。「せっかく買ってきたんだから、まずそれ開けて見てよ」とよく妻に叱られたりします。感動が薄らぐ感じは否めませんけどね、これは性分だから・・・たぶん、わたしがそれを始めたら一気にナマケモノのように何もかもを放棄してうだうだし始め、整理や掃除を何もしなくなって引きこもる・・・そんな変態を遂げるような気がしてなりません。

だから、これで良いのです。

 

| | コメント (0)

ビタミンA

妻が買ってきた目薬を差したら、なんかすこぶる調子が良い。先日ここにも書きましたが、最近の視力の低下は著しく、コンタクトレンズ装着時に老眼鏡をかけても小さな文字が読みづらくなって、「いよいよ老眼鏡の度を上げないといけないのか?」と凹んでいました。夜の真っ暗な車中でスマホに届いたメッセージを読もうとしてもまったく読解できなくなかった・・・「歳取るって寂しいことなんだな~」と諦めていました。右目の白内障が進んだので点眼薬をもらったけどさほど見え方に変化が出るわけでもなく、使い終わった後もそのまま受診をしていません。

そんな折、妻が薬局で市販の目薬を買ってきたのです。数多ある薬の中から『年齢・酷使による眼精疲労。かすみを治す。』『繰り返す疲れ目の視覚機能回復サポート成分配合』と銘打ったモノを選んできました。『吸着性ビタミンA最大量配合』と。こういう手の目薬、全然信用してなかったのですが、使ってみたら途端に見えるようになって驚きました。職場のモニターを使って行う画像読影の業務もここ半年老眼鏡が欠かせなかったのに、目薬を差した翌日からは老眼鏡そのものが要らなくなって・・・こんなに変わるモノなの?と驚くことしきり。文字を読むのがつらいから全く本を読まなくなったけれど、これならストレスなく読めます。

あまりにも極端なのでちょっと怖いのだけれど、この張本人はやはり『ビタミンA』の作用なのだろうと推測できます。学生の頃、「ビタミンA不足は夜盲症」と教わった記憶があります。わたしのこれまでの人生で偏食などないからビタミン不足なんて考えていませんでしたが、たしかに今の自分の症状はビタミンA不足(暗いところでモノが見えなくなったことなど典型的)だと考えて矛盾しない。とりあえず、今の急激な視覚機能の低下は単なる調節障害や白内障ではなく、角膜細胞の機能障害がメインなのだろうと推測して、毎日目薬を差すように心がけています。

でも、こんな姑息な方法、いつまでも続けて大丈夫なのかしら? 目薬だから過剰摂取になる危険性は少ないだろうけれど、常用したために取り返しがつかない副作用とかないのだろうか。サプリを飲む気にはならないし、食事で摂るといっても毎日ウナギやレバー食えないしバター摂るためにパン食にする気もないのだけど・・・。

 

| | コメント (0)

寝癖

最近、ごま塩アタマの寝癖がなかなか直らなくなって、この歳になって初めて毎朝ドライヤーでセットして出勤するようになりました。そんな私のアタマ、土曜出勤の今日はどうしても補正が効かない飛び跳ね方してて、結局そのまま出勤したけれど、受診者に偉そうなことを説明しながらどうも間抜けな後ろ髪(特に左側=受診者側)が説得力を奪っている気がしてしょうがなかったのであります。

本来なら今日か明日に散髪に行くはずの日(わたしの習慣は1ヶ月に1度のスパン)なのだけれど、最近若いときほど髪も伸びなくなってきていて、別に急がなくてもそうは困らないと思うから「来週でもいいかな」とか昨夜洗面所の鏡を見ながら思ったのですが・・・今朝のまとまらなくなった髪はやっぱり切りそろえてもらわなきゃダメだ! みっともなくてしょうがないわ。と凹んだわけです。

むかし、わたしが子どもだった頃、若くして髪がとても薄かった父親に家族みんなで「そのアタマで散髪してもらう必要あるの?」「どこ切ってもらったの?」と母と一緒にからかったものですが、「そうか、こういうことか」と今になって分った次第であります。お父さん、あんなこと云ってゴメンナサイ。

ということで、「明日は朝散歩の後に必ず散髪に行こう!」と誓った次第です。明日行こうと思う理由はもう一つ。ちょうど1年前にも思ったこと・・・行ける時に行っておかないと、1週間後に2人(私と散髪屋のお兄さん)が無事に会える保証はまったくない。それが新型コロナなのであります。

| | コメント (0)

時間が余っても

健診の世界では、この季節になるとどの施設でも1年の中で一番時間に余裕ができる時期になります。シーズンオフになるからです。今年度は春に新型コロナ感染症流行の第一波があって数ヶ月見合わせをした受診者の下半期への予約移動があったり、密を避けるために受診者数制限をしたりして例年とは若干様相は異なりますが、逆に個人受診者は今年の人間ドック受診そのものを見合わせる人も少なくありませんでした。そのため、空いた枠に職員健診を実施したりするのですが、とにかく午後の結果説明を行う人数が少ないために、この時期だけは夕方に時間の余裕ができます。

この生じた隙間時間に、ずっと先延ばしにしていた業務(依頼原稿書きやe-learning実施など)をしようと思うのですが・・・なかなか踏み出せずにいます。いや、大したことではないのだからやればいいだけのことなのですが、それができないのです。なぜなんでしょうね。ついつい、スマホを弄ってみたり、あるいはこうやってこんなどうでもいいブログを書いてみたりして逃避するわけです。注文された商品を作るのに毎晩夜中まで作業をしてその結果として体調が今ひとつの妻に、「昼間にソファに横になってゲームしたり録画貯めした韓流ドラマを見たりする時間に作業したらそんな遅くにならずに済んで早く寝られるんじゃないの?」と云うととてもイヤな顔されて「分かってるわよ、そんなこと。でもできないのよ」と反論される・・・それと同じなのでしょう。

今日も、結局何もしないまま定刻になって、退勤打刻して帰ってきました。むかしはこういう生活がすごく情けなくなっていたものですが、今は「まあ、明日すればいいことだし」と割り切ってしまう。いいことなのか、悪いことなのか・・・。

 

| | コメント (0)

昨日は産業医の日

熊本市の感染者数が日曜に5人になったのでこのまま終息かなと期待したけど、月曜はまた15人、そして昨日は5人で今日は10人。まだまだではありますが、それでも地方都市では一応年末年始に都会からシャッフルされてきた分がやっと落ち着く雰囲気です。病院や施設のクラスターは、ある意味いかんともしがたいけれど、意外に都会より地方や田舎の方が起こりやすい印象を受けるのは、やはり感染に対する考え方が甘いのだと言わざるを得ません。職場の職員もそうだし患者さんや入所者本人だけでなくその家族も・・・周りが知った人ばかりだから厳しいことを注意できないところもあるんじゃないかと思います。

そんな状況の中で、昨日は2週間に一度の産業医勤務でした。2週間前は、熊本市が医療非常事態宣言を出した直後だったのでリモートにしてもらいました。その後、熊本県が独自の緊急事態宣言を発令しましたから扱いとしては今の方が厳しいわけで、熊本市中心街に社屋のある会社ですし、本来なら昨日もリモートにすべきでしたが、昨年末から溜まった健診結果の報告書作りをしなければならないのと長期休暇後の復職面談が予定されていたのでどうしても出勤したい・・・ということで、出勤してもいいかどうかをうちの職場のTQM室に打診しました。そうしたら、こんな確認が来ました。

① どうしても出張が必要なのか? Webで解決できないのか?
② 1名あたりの面談時間と面談室の環境は適切か?(ソーシャルディスタンス や 換気など)

もちろん、個人情報が絡むので①は必要だし、②はきちんとできていることを伝えて出勤しましたが、実は復職のための相談をする相手とは別室でリモート面談することになりました。本当に、何をするにも大変な時代になりました。

私たち夫婦の友人で訪問看護をしている女性は、今日訪問した患者さんの「息子さんの職場の他の職員が感染した」ということで突然仕事をせずに待機中。その息子さんが陰性であることを確認するまでは仕事ができないそうです。息子さんには会ったこともないのに・・・難儀です。

| | コメント (0)

ウレタンマスク警察

マスクをしているかどうかではなく、「不織布マスク以外は悪だ!無意味だ!」と騒ぐ人が増えてきていると聞きます。先日は、電車に乗っていたウレタンマスクの小学生が見ず知らずに男性に「不織布に換えろ!」と突然腹を殴られたというニュースが流れたかと思えば、ウレタンマスクをしている若い2人連れの女性に、走行中の車を運転する男性がわざわざ横まで来て車を停めた上で「不織布マスクにしろ」と怒鳴られたというエピソードも聞きました。どうも、スーパーコンピューター富岳のシュミレーション動画(おそらく多くの日本人がテレビや雑誌を通してマスク越しに広がる赤や青の粒の動画を見たことがあるでしょう)のせい・・・不織布マスクの遮断効果に比べて、布マスクは効果が半減、今はやりのウレタン製マスクはさらに効果が低いというデータが、今になって急に持ち出されてきたせいのようです。

これだけ長い間ずっと自粛を求められると、人間は思いがけないモノをストレスのはけ口にするのですね。気持ちは分かるけど、不織布マスクなんて皆が皆つけられるモノではありませんし、鼻までしっかり覆えばかなり息苦しい・・・そもそも不織布だってわたしたちが使う医療用のモノと世間一般に使われるモノとで全く性能は異なります。

不織布に比べたら布製やウレタン製はウイルスを遮断する力が落ちるとはいえ、してないよりはるかに有効です。富岳のシュミレーションは最初に「マスクをしていないとき」というヤツを出していたではありませんか。不織布に比べて布やウレタンでは、マスクしてくしゃみをしたとか大声でしゃべって唾が飛ぶとか、そういうときに差がつくと云っているだけで、電車の車内で黙って立っている小学生や歩きながら話している女性たちがどんなマスクしていてもそんなに咎められる筋合いはありますまい。よほど、不織布マスクしていても鼻マスクしているオッチャンや、芸能人たちがよく付けているマウスシールドの方が飛沫感染を広げるという点では注意されるべきではありますまいか? 最近は、医療用不織布マスクの性能よりはるかに小さなウイルスまで除去できるウレタンマスクも製造されたと聞きますし、イライラの憂さ晴らしするのはもっと他のものにしてほしいものです。

それにしても、あごマスクの老若男女のいかに多いことか・・・昨日は勤務から帰っている看護師さんがあごマスクで運転していましたが、そこであごマスクするくらいなら外した方が良いんじゃない? だって、あご辺りの雑菌が全部マスクの内側に付着するんだぜ! 

| | コメント (0)

やめられそうでやめられないこと

朝、出勤前に二階の小部屋にある仏壇に手を合わせながら、ふと思うことがあります。

この習慣、いつからこんなに熱心に続けるようになったんだっけ?

朝6時に起床。むかしは朝からブログを2個したためてから出勤していたし、一時は30分以上かけて毎朝自転車通勤をしていたこともあるけれど、そのどちらもをやめてからはわたしの朝のルーティーンはほぼ固定しました。起きてすぐに愛犬を庭に出し、ゴミ出しルールに従ったゴミをゴミ置き場に持って行き、必要なときには生協の空箱やヨシケイの箱を玄関先に出し、それからタイマーで早朝に洗い上がっている洗濯物を干し、愛犬に朝食を出してから自分の用を足し、その後グルコサミン3粒をR-1で飲み干します。この1年はさらに体温を測定して値をフォームで職場に送信した後、血圧を測り、それらをスマホに記録・・・この時点でほぼ45分を経過します。7時には出勤しなければなりませんから、その後に仏様の水替えをして蝋燭に火を灯してから線香をつけ、そしてリンを鳴らして手を合わせてお参り。それから慌てて洗顔、着替えして出勤。出勤することを除けば、休みの日も平日もほぼ同じことをもう何年も続けています。

さほど信心深いわけでもないわたしが、遅刻しそうになっても仏壇に手を合わせるなんてこと、少なくとも10年前にはなかったと思います。全くしなかったわけではないけれど、週に1回あるかないかでした。それが変わったのはいつからなのだろうか。朝の貴重な1時間の中で、仏前で手を合わせること以外はすべて生活に必要なことだけど、お参りだけは「今しなくても」と思うことは多々あります。「浄土真宗は形にこだわらないからいちいち仏前に直って手を合わせずとも、心で合わせておけば効果は同じ。仏様は天上からちゃんと見ておられる」と若い頃教わったもん!とこんな時だけ信者顔をしてもいいモノを・・・。

別に今しなくてもいいことなのに、何かしないまま出勤すると気持ちが悪い。線香上げる時間がなくてもせめて水替えと蝋燭までは済ませたいと思う。確かに、熊本地震の後、姉の手術の前、妻の手術の前、何となく手を合わせて無事をお願いした。でも、別にしっかりした仏教徒でもないから困ったときだけの神頼み、勝手信者なのであります。そう云いながら、いつの間にか、やめられそうでどうしてもやめられなくなった習慣のひとつであります。

 

| | コメント (0)

降圧剤と新型コロナの関係

主要降圧薬で新型コロナ感染リスクは上昇しない

 ”高血圧の治療に広く使われているアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬とアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への罹患リスクや合併症リスクを高めないことが、大規模国際研究で示された。米カリフォルニア大学教授のMarc Suchard氏らが実施したこの研究の詳細は、「The Lancet Digital Health」に2020年12月17日掲載された”

HealthDay Newsから転載されたCareMetの配信記事です。実は恥ずかしながら、1年前にCOVID-19が流行し始めたころ、「持病に高血圧症のある患者は感染が重症化しやすい」というのは知っていましたが、「治療薬として服用しているACE阻害薬とARBが悪化させる原因になっている」という話がマスコミを通じて話題になったことなど知りませんでした。たしかに、今になって検索してみると、すでに去年の4月の段階でその説を否定するコメントなどが出されていました(「【新型コロナウイルス】降圧薬の服用でCOVID-19は重症化しない 欧州と米国の高血圧学会が声明を発表」)。それを今回大規模国際研究を行って実証したということでしょうか。

「喫煙者は非喫煙者より返って重症化しにくい」という話を大義名分にして「コロナで死にたくないから今は禁煙しないでできるだけタバコを吸うようにしてる」なんてことを涼しい顔して云っていた知人がおりましたし、スタチン系薬剤は認知症を起こすらしいから飲みたくないと云って動脈硬化バリバリの人が薬剤を勝手に中止したり、その都度患者さんの管理をしている医者側はヤキモキします。根本的に本末転倒な話ですが、薬剤はそもそも異物であり毒物ですから大なり小なり身体に負の影響は与えるはずで、それを踏まえてもメリットの方が多いから服用を勧めているのだということを理解はしておくべきでしょう。

もっとも、今回のコロナ禍の様に今まで経験したことのない敵が現れたときには、今回のような実証研究をしない限り真実は分からないとも云えます。だから、改めめACEやARBの関与が否定されたことは重要なことなのだと思います。ちなみに、わたしはアムロジピン(カルシウム拮抗剤)を服用中なのですが、これは問題ないのでしょうかね?

| | コメント (0)

間食、早食い、寝る前の食事

肥満リスクを相加的に高める3つの食習慣

 ”間食、早食い、就寝間近の食事という3つの習慣のうち、あてはまる数が多い人ほど肥満や腹部肥満の人が多いという。久山町研究のデータを、九州大学大学院医学研究院衛生・公衆衛生学分野の吉田大悟氏らが解析した結果であり、詳細は「Nutrients」に10月16日掲載された”

CareNet2020/12/29号で配信されたHealthDay Newsの記事です。

さもありなんの内容で、「云われなくても分かっとるわい」と云いたくなる内容でも、きちんとデータ化して該当者に突きつけるのは重要な行動変容のための方法ではあります。

久山町研究のデータを用いて、「間食をするか」、「他人よりも食べるのが速いか」、「就寝前2時間以内に食事をするか」という3つの食習慣について解析(2014年に住民健診を受診した40~74歳の福岡県久山町の地域住民1,906人(男性43.8%)について)した結果、どんな肥満に関連する因子で調整しても、この3つの食習慣に該当する数が多いほど肥満・腹部肥満の頻度が有意に高いという結果です。特に、『若年者、男性、就業者』にその傾向が顕著・・・夜遅くまで働いて帰ってきてから爆食いしてさっさと寝る、あるいは昼間はゆっくり食う時間がないから短い時間でバタバタ食うか空き時間に空腹に任せてお菓子を食う・・・「こんな仕事をしている間はしょうがないでしょ」と言い訳しながら、それでも若いから太っていてもさほど切実な問題だとは思わない。こんな連中に、たとえこんなデータを健診や特定保健指導で並べられても素直に生活を改めるとは思えないのです。何か良い方法はないかしら。

今は、超ビッグサイズのかっこいい服が多すぎるから大きくなっても気にならないのかしら。しかも、太っていてもさほど異性から毛嫌いされないし・・・思い起こせば、わたしがまだ超肥満時だった小学校低学年から高校卒業までのころ、巷にはわたしが着れる服はほんの少ししかなかった。中学生なのに、どこぞのじいさんが穿くような地味なでっかいズボンしかなく、LLサイズ自体が数が少なくてデザインや色よりもまずは「入る服はどれ?」というところから服選びが始まる・・・そんなこと今はないものなぁ。今は超でっかい服でも返ってオシャレだったりするし・・・ここが最大の問題かもしれないかも?(笑)

全く横道に逸れた結論になって、ごめんなさい。

| | コメント (0)

結果説明のモットー(番外)

実際のインタビューを新婚の管理栄養士さんから受けながら、ふと思い出したことがあったので、追加で書いてみます。

説明に影響を与える要素として思いの外大きなものに”年齢”があります。受診者(患者)さんの”年齢”ではなく、説明をする私たちの”年齢”です。”経験”というよりは”年齢”です。

例えば、食後高血糖を起こさないようにするための食べ方のアドバイスとして「よく噛む」というのがあります。健診に関わる保健師さんたちの常套句は『1度に30回以上噛む』ですが、わたしはそんな言葉は使いません。「保健師さんは健診結果に改善効果があるから」と自信もってますけど、「あんたら自分でやってみたことあるんか?」と云いたくなる。30回なんか数えていたら食べているもの自体の味が分らなくなるから、絶対あんたらは続けられないよ!と。あ、ちょっと横道に逸れました。こういう時にわたしは、「飲み込みかけてまだ噛めると思ったら一度戻してでも噛んでください。そのうちに噛まずにはおれなくなって気付けば今まで気付かなかった味に驚くでしょう」とアドバイスするのですが、相手が高齢だと「どうせもう”残された人生は短い”のだから、もっと噛んでおかないと勿体ないぞ、と思って噛んでください」とか平気で云います。こんな失礼な言葉、わたしの歳だからこそ相手も笑ってくれますが、これを今回インタビューしてくれた栄養士のお嬢さんが云ったら、「小娘のくせに失礼なヤツだ!」と反感を買う可能性が高いでしょう。

遠い昔、わたしがまだ循環器内科で毎晩のように緊急カテーテル治療を行っていた頃、忘れられない出来事がありました。真夜中に急性心筋梗塞で救急搬送されてきた男性にすぐにでも再疎通療法を行うべく、一緒についてきた奥さんに病状とできるだけ早くに治療をする必要があることを説明して治療の承諾書にサインをもらおうとしたのですが、奥さんが「朝になってかかりつけ医に相談してから決める」と頑として首を縦に振らず、治療にとりかかれないままゴールデンタイム(再疎通療法の効果が期待できるのは発症から3時間、せめて6時間以内だと云われていました)が過ぎようとしていました。いつも早朝出勤してきた当時の部長が説得に当たり、やっとゴーサインが出たのですが、あとで部長がわたしに云ったのは、「気を落としなすな。君の説明の仕方が悪かったわけじゃない。奥さんの云うには、『あんな若造が、初対面なのに”今治療しないと死ぬ”とか無責任なことを上から目線でまくし立てて脅すから怖くなった』のだそうだよ。インテリジェンスの高い仕事(学校の先生)しているのに、どうして今置かれている状況が分らないのかねえ」と。あの時にはピンとこなかったけれど、今の歳になってみると何となく分ります。今突然わたしの前に若い営業マンが現れて、わたしにどんな意見や提言をしたとしても、わたしは「とりあえず、ノー」と答えるでしょう。

説明を受ける場合にたまたま自分を担当する説明者が”年季”が入っている人かどうかというのは、受ける側の立場に立てばとても大きな要素なんだと思います。もちろん、歳を取っていれば良いというモノでもありません。「このジイさん、偉そうに知ったような口きいているけど、本当は何も分ってないんじゃないの?」と感じさせる人も少なくありませんからね。

 

| | コメント (0)

結果説明のモットー(3)

(つづき)

インタビュー用に準備された質問への答を総括してまとめてみるとこうなります。

●患者さんやご家族が先生の説明に求めているものは何だと考えますか?
→自分の今の健康度はどうなのか?このままでいいのか?何か新たにするとしたら何をしたらいいのか?そんなことに対する具体的な評価とアドバイス。「自分は健康か?」という命題に対する明快な解答。

●説明の内容を理解していただくために配慮していることは何ですか?
→心の鍵を開ける。短時間で心を開いてくれるように説明の順序や口調に注意する。本人が気にして構えていることに対して肩すかしを食らわす。

●先生の決め台詞は何ですか?
→健診結果を良くするために生きているのではない。楽しくなければ人生の無駄遣い。おいしく食べなければ食べる意味がない。諦めたときから歳をとる。女性としてのプライドを持って。アラ●●の戦いはアンチエイジングの戦い。など多数。

●先生の考える納得のいく説明とはどのようなものですか?
→自分が今から何かをしたくなる気持ちにさせること。そして、具体的に何をしたいと思わせてくれること。何が悪いかではなくて何をしたら良くなるかを理論的に教えてくれる説明。それでもできない人間の気持ちを理解して寄り添ってくれる説明。

●思い出に残っている場面
→先生の説明は、ものすごくわかりにくいですね。と言われたこと。
→相手が憮然とした態度なので私も不機嫌に話していたら「その態度は何だ!」と激高されたこと。

●説明がむずかしいと感じたときどう対処する
→明らかに聞き流しているなと思うときにはあえて深追いはしない。ムキにならなければならないほどわたしにこの人を変えさせる義務はないのだから。ただ、今まで説明した先生方が多分使っていないであろうワードはいくつも投げ込んでおきます。聞き流しているようで意外に聞いているから、後で何となく心に引っかかるようにしておく。それで十分です。 

●説明に関して昔と今との違いを感じることはありますか?
→健康に対する意識が高くなっているので返ってやりやすい。たとえば便潜血。昔は、やれ便が硬かったからとか痔があるからとかどうもないからとか理由付けして精査を拒む人が多かったけれど、最近は「そうですね、怖いから受けてみます」と若い女性でも積極的に受けようとしてくれる。

 

| | コメント (0)

結果説明のモットー(2)

(つづき)

わたしたちの仕事は、毎年ご指名いただく常連さんやたまたま何度も担当になって顔を知っている方を除けば、基本的に初対面の人を相手にします。なのに、高々10分か15分で話が完結するのです。だから、会ってすぐに心を開いてもらわなければなりません。わたしたちの施設では、説明の順番を待つ間、結果表のコピーを渡して前もって見ておいてもらうようにしています。そうすると、名前を呼んだときにきわめて神妙な顔つきで入ってくる人がたくさんいます。明らかに構えて入ってきます。自分のデータから何を云われるか、毎年のことだからほぼ想像がついているのです。聞く耳を持たないか、とにかく聞き流そうと準備している様子が顔の表情にありありと表れています。この人たちの心を開くのは意外に大変です。でも意外に簡単です。こうやって診察室に構えて入ってこられる方には、まず最初に全く関係ない項目から説明を始めることにしています。胸部CT検査や胃内視鏡検査、あるいは腹部エコーなど画像診断の画像から入るようにしているのですが、順番に画像を眺めながら説明をしていると、少なくともわたしがどんな感じの人間であるかは感じ取ってもらえます。そして、心の準備をしている生活習慣の悪さを非難する人間ではなさそうだということも感じてもらえるとしめたものです。もちろんCTでは内臓脂肪の多さを、腹部エコーでは脂肪肝のなんたるかをそっとインプットさせます。ここで少しでもコトバのやりとりができればおそらく受診者の多くは少しだけ心を開いてくれています。そうすると、その後インスリン初期分泌不全の何たるか、何をしたら良くなりそうか、具体的に何をしようか・・・そんな建設的な会話をすることができて、診察室を出ていく頃には温和な顔に変わってくれているのです。

「こんなに詳しい話をしてもらったのは初めてです。本当にわかりやすく説明してもらってありがとうございました」・・・こういうコトバをよくもらいます。でも実は何も特殊なことは話していません。同僚や上長が試しにわたしの説明を聞いても「全然普通じゃないか」と拍子抜けされます。そうなんです、別に他の人より長く話しているわけでもない(むしろわたしが一番説明時間が短いらしい)し、説明する項目を省略しているわけでもない(原則としてすべての項目を説明しています)のです。それでもこんな感想をしていただけるのは、おそらく、相手が心を開いてくれたからだと思っています。短時間で相手の心を開いてもらう唯一の方法は、会ったら可及的速やかにわたしの心を開いてしまうこと、あまり意識したことはないけれど、きっとそういうことなんじゃないかなと思っています。しかめ面で憮然とした表情で部屋に入ってきた人が10分後にはニコニコして出て行きながら「ちょっと頑張ってみます」と云ってくれたときが一番うれしいです。

まあ、行動変容の難しさは、そんな顔して出て行っても大部分は何も変わらないということなのですが。 (つづく)

| | コメント (0)

結果説明のモットー(1)

勤務している病院の某委員会から、結果説明に関するインタビューを受けることになり、前もっていくつか質問項目をもらいました。だから、この機会にちょっと自分で考えてみました。

テーマは『患者さんに納得していただくための説明』

そもそもわたしたちが毎日行っている人間ドックの結果説明は、病院の医療者が関わっている治療学とも診断学とも違うところに位置しています。『健診』といえば、イコール『病気の早期発見』とそれを『早期治療』に繋げる作業だと思っている人がまだ医療者の中にはたくさんいます。もちろんそれもありますが、今の主流はむしろ健康人生に対する行動変容への現状把握と云えます。「健診を受けるのは、自分に病気がないか見つけることだ」と思っている人もまだたくさんいますが、最近の健康ブームの影響で「今後健康な人生を送るために、自分は何をしたら良いか、このままでもいいのか、何か注意すべきことはないか」ということに対して何らかのアドバイスをしてもらうために人間ドックを受けている人が多くなってきました。『行動変容』というのは予防医学の中の源流であり、一番克服が難しい壁なのです。

医療者は人間ドックの結果表を眺めるときに、「どこかに悪いところがないか」という目だけで見る人が多い気がします。『批判するためにデータを見る』という感じです。だから、受診者さんのカンファレンスをしていても、「この人は特に問題なので、何もすることがありません」と云いきる保健師さんもおられます。でも、そうじゃない。去年までと比べて良くなったところがどこか、少しずつ悪化してきているところはどれか、それはそのままで良さそうか?今のうちに何かアドバイスしておいた方がいい項目か、もしそうなら何を勧めたら良いか? 努力して良くなったのなら、その努力はこのまま続けるだけでいいのか、この際何かを付け加えた方がいいことなのか・・・わたしたちのすべきことはたくさんあります。

かと云って、勘違いしてはならないのは、健診データを良くするために人生を送っているのではないということ。それだけは見失わないように注意しています。 (つづく)

| | コメント (0)

『優しい目』

定期投稿コラムを掲載してもらっている機関誌が発行されたので、ここに掲載します。本当に書きたかったことが完成せずに突貫で題材を変えたので不本意な気持ちで書いたこの記事。まあでき上がってみるとまずまずの内容かな、と無理矢理納得させているところです。

**************************

『優しい目』

 

我が家の愛犬はビアデッドコリーという犬種で、両目は長い前髪で隠れています。その隙間からちゃんとつぶらな瞳で見ているのですが周りからは目がないように見えるようで、そこがとてもチャーミングでもあります。目立つ犬種なので、公園を散歩していると注目を浴び、特にこどもたちは必ず見つけます。

こどもたちの反応は明らかにふたつに分かれます。「目が見えなくてかわいい!」という声と、「目が見えないから怖い!」という声です。「あの犬、目がな~い!」「毛で隠れているけどちゃんとあるよ。かわいいねー」・・・そんな親子の会話を聞こえないふりして通り抜けるのが常ですが、「ほらワンちゃん。かわいいね~」「イヤだ! 目が見えないから怖い!」と叫ぶ声をすれ違いざまに聞かされるとちょっと驚きます。こどもたちの目線でみると大きくて得体の知れない妖怪に見えるのかもしれません。「目」(視線)から得られる情報はとても大切だということを改めて知らされます。こどもたちは、見知らぬモノと対峙する時や大切なお母さんと話す場合、相手が怒っていないか、楽しそうか、あるいは心を許しても大丈夫な状態かなどを目の中の表情から判断するのだろうと思います。だから、優しく微笑んだ目でのぞき込んであげないと一瞬にして心を閉ざしてしまいます。実は、犬たちもまた人間たちの表情を敏感に感じ取って生きています。様子をうかがいながら寄って来るうちの愛犬は、私が穏やかな目線で笑っていることを確認した途端に尻尾を大きく振り回して身体を捻って喜んでくれます。

目線の大切さは、決してこどもや犬だけの話ではありません。大人は今までの人生経験と想像力と忖度で対処するのでこどもたちのような直感的な反応はしないものです。でも今年は新型コロナの影響で顔の大部分をマスクで覆っている人ばかりなので、相手の顔が目でしか確認できません。だからその大切さをより強く感じます。仕事場のスタッフですら「今の、誰?」と悩んだり、初対面で名刺交換した人の顔が分らなかったりというのは茶飯事です。口元で微笑んでいても相手には表情(心の中)が伝わらないということをしっかり意識して、唯一見えている「目」に表情のすべてを注ぎこまなければなりません。時々ものすごい目力で凝視されて「怒っているのかしら」とたじろぐこともありますが、こんな今だからこそ、お互いに目を通して真意を伝え合えるようにいたしましょう。

 

| | コメント (0)

運動に関わる情報(2)

30分ごとに3分の運動が血管を健康にする

 ”長時間の座位行動が続く時は、30分ごとに3分の簡単な筋力運動を行うと、血管機能の有意な改善が期待できるというデータが報告された。オーストラリアン・カトリック大学(オーストラリア)のFrances Taylor氏らが、2型糖尿病患者を対象に行った研究結果であり、詳細は「American Journal of Physiology. Heart and Circulatory Physiology」に11月8日掲載された。”

『交通機関が整備され、テクノロジーの発達により職場や家庭でも身体を動かす機会が減っており、社会そのものが長時間の座位行動を増やす環境に変わってきた』中で、特に糖尿病患者さんの血管内皮機能は低下している人が多いので、血管内皮機能を改善させるための方策について検討されました。①7時間中断なく座位を保つ、②30分ごとに3分間の簡単な筋力運動を行う、③1時間ごとに6分間の運動を行う、で比較したところ②が一番良かったそうで、「座位行動による血管内皮機能の低下を抑制するには、座位中にそれを中断する頻度が、中断中に行う運動の時間の長さよりも重要である可能性が示唆された」と結論されていました。

新型コロナ禍での巣ごもり生活、テレワーク生活の中では、さらに運動不足が深刻であり、特に糖尿病などの基礎疾患がある人にとっては血管機能の劣化は心筋梗塞や脳梗塞などだけでなく目や腎臓にまで影響を与えるほど重大です。糖尿病患者さんはきちんとした"運動習慣"がなくても単に立ったままテレビを見ているとかいうだけでも血糖値が改善するというデータがかなり昔からいくつか報告されています。ただ、『運動好きな2型糖尿病患者さん』は稀です。30分ごとに立ち上がることくらいはできますが筋トレ3分間というのはかなりハードルは高い印象なのですが、現実的な話なのでしょうか?

| | コメント (0)

運動に関わる情報(1)

Care NetからHealthDay Newsで配信された運動に関する情報が2題送られてきました。

4階まで1分で上れたら、ひと安心

 ”階段を4階まで1分以内に上ることができれば、心臓の状態は良好である可能性が高いことを示した研究結果が、欧州心臓病学会(ESC)科学プログラムのバーチャル会議(EACVI-Best of Imaging 2020、12月11~12日)で報告された。”

60段の階段を走らずに、かつ、立ち止まらずできるだけ短時間で上る方法で検査した時、40~45秒で上がれたらトレッドミル検査で9~10Mets以上ある(心機能良好)ことになるそうです。これまでの研究でこれは1年当たり1%以下(10年以内に10%以下)の死亡率だそうです。一方、4階まで1.5分以上かかる人は8Mets未満に相当し、これは1年当たりの死亡率が2~4%(10年以内では30%)に相当するというのです。

実はわたしの診察室は4階にあり毎回階段を使って(80段あります)移動しているのですが、そんなに早く上がれるかなあと不安になっています。この研究の対象は、『冠動脈疾患の既往のある患者、または、胸痛や労作時の息切れなどの症状が見られ冠動脈疾患が疑われる人』とあるので、逆に時間がかかるようなら日頃特に症状がなくても冠動脈疾患が隠れている危険性があるということにもなるわけですよね。

PS)こっそり、時間を計ってみようかなと思って先日やってみました。80段の階段を約60秒・・・まあまあギリギリ行けた感じ(ちと安堵)。

| | コメント (0)

«何のために報道する?(後)