欧米か!?
健康を語る仕事をする中で、最近気になっていることがあります。
現代人を苦しめるメタボリックシンドロームの背景に「食事の欧米化」があると云われています。でも、本当に「欧米化」なのでしょうか?人間は先祖が生まれ育った環境に一番適応できるように進化して生きています。だから日本人は日本食が一番理想なのに、戦後に欧米食が普及し、何も食わなくても生きていける倹約遺伝子を持つ日本人は脂肪細胞が膨大化してしまった、というのです。
では、欧米人はどうか?いわゆる「欧米食」を食っている欧米人の方がはるかに肥満で悩んでいます。アメリカでは人口の半分以上が肥満です。結局、現代社会に存在しているのはファーストフードに代表される人工的に作られた効率的で安上がりでしかも高カロリーで美味しい膨らまし粉みたいな媚薬なのであり、あれを「欧米食」というのは失礼というものでしょう。
一方、ヘルシーメニューとして欧米で脚光を浴びている「日本食」ですが、これを欧米人がいつまでもずっと食べていたらそのうち病人が増えるのではないかと心配しています。彼らは日本人ではないので、肉を中心にした昔ながらの「欧米食」を食べないとヤバイのではないでしょうか。
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