ズボンの補正
うちの施設で行っているダイエットコースで6ヶ月頑張った会員さんの最終メディカルチェックがありました。3ヶ月目でもかなり頑張りましたが、さらにもっとスリムになっていました。運動も食事も習慣づけに成功して、検査成績も大変良好でした。
「服が合わなくなったでしょう?」と聞くと「ズボンのウエストを4cmも縮めました。それでもまだ緩いんですが。」と彼ははにかみました。「わかります。自分を信用できないんでしょ?」と私がいうと、彼は小さく笑いました。
私は3年前にスーツを新調しました。急に痩せた為に、今まで持っていたものが合わなくなったのと、講演などで着る機会が増えたからです。知り合いの仕立て屋さんで採寸しました。私が「これくらいで良いです」と伝えると、「いやいやもっと絞って大丈夫です」と云いながらどんどん細くされてしまいます。経験のないことなのでとても不安でした。今は痩せているかもしれないけどいつ元に戻るかわからないのです。今までにも何度も痩せたり太ったりを繰り返してきました。いつまでもこの状態であるはずがないと思うのが自然です。苦笑いする彼の主張を何とか少しだけ緩めてもらって仕立ててもらいました。
でも、半端に余裕を持たせるよりきちんと体に合ったサイズにした方が良いと思います。一つにはきつくなるのでリバウンドがすぐに分かること。もう一つはせっかく金を払うならできるだけカッコいいシルエットを経験した方が得なこと。だから、今日の彼にも、「姑息な補正をせずに、自分のご褒美として是非とも体に合ったスーツを新調してください」と助言しました。
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