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となりの診察室

病院や医院を受診した場合、施設によって、あるいは診察室によって(つまり医者によって)、診察室の中の雰囲気が全く違うことに気づくことはありませんか。あるいは診察の仕方が違って(例えば血圧を座位で測る医者、臥位で測る医者、測らない医者)戸惑った経験はありませんか?

私たち医者は、他の人が外来診察室で日頃どんな診療をしているのかをほとんど知りません。学生時代、あるいは研修医時代の教授陪席(教授の外来診療に同席してカルテ記載や検査伝票準備などをする担当)の時を除くと、他の医者の診療風景を見る機会は皆無に近いのです。若い頃に見た先輩医師の診察風景を基準にし、それに自分なりのやりやすさや理念に従ってのアレンジが入って、独自の診察室が生まれます。テレビドラマの中に出てくる診察室イメージも場合によっては自分のスタイルに影響することがあるかもしれません。

「先生の診察はとなりの○○先生のとは全然違いますね」と云われたことが一回だけあります。それが良い意味であれ悪い意味であれ、普通はそんなことは口にしないでおくものなのでしょう。気に入ればそのまま通院するし、不信感があれば他に移るのかもしれません。昔、同僚医師に「どんな診察をしてる?」と聞いたことがありますが、「普通だよ」とだけ答えてくれました。何が普通なんでしょうね。

今度外来を受診するときはそんな目で眺めてみてください。

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