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健診の診察

現在、私は健診を中心に業務しています。

企業健診や市町村健診に出向いたとき、私は原則として服の上から聴診器を当てます。2~3時間で100~150人を診るために着脱などの無駄な時間を削りたい意味もありますが、半端にシャツをめくり上げたり、服と下着の間を迷路のように入っていったりして聴診器を直に肌に触れさせることにほとんど意味がないと思うからです。むしろそんなことをしていると、女性だと(最近は若い男の子も)恥ずかしがって十分胸が広がらなかったり、雑音が大きかったりして、音をきちんと聴取できないこともあります。

健診はちゃんとブラウスを脱がせないとダメだと主張する医師も少なくありません。また、「手を抜いて服の上から聴診器を当てられた」と苦情が出るから、形だけでもいいからちゃんと服をめくって肌に当ててください、と事務の人から注意されたこともあります。でも、とにかく、私はきちんとした音を聞きたいのです。そのためには、丸裸になるのでなければ服の上からの方が確実だと信じています。世間の皆さんは勘違いしていますが、安物でない聴診器を使うなら、制服や薄いセーターの上からでも心音、呼吸音は十分聴取できます。服を脱いでもらうメリットは、皮膚の色や湿疹の有無、あるいは胸郭の形や動きを確認することくらいです。もともと病気でない皆さんですので、その類の異常はほとんどないか、あるいは隅々までくまなく観察しないと見つからないことでしょう。服の上からの聴診の方が胸を張って大きな呼吸をしてくれますし、心雑音も聞き落しがないように思うのです。

私って、やっぱり、変わり者ですかしらね。

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