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善玉コレステロールは体に悪い?

コレステロールに善玉と悪玉がある(最近は「超悪玉」も増えています)ことをご存じでしょう。善玉と呼ばれれているHDLコレステロールは、血管壁に溜まった悪玉コレステロールを掃除して動脈硬化を予防してくれるので、多ければ多いほど心血管疾患を起こしにくいと云われています。動脈硬化を抑えるという点ではむしろ悪玉コレステロールよりはるかに重要だという先生もいます。

ところが、先週手元に届いた医学雑誌の中にちょっと気になる報告が載っていました。

腹囲が大きい人、つまりメタボな人は、HDLコレステロールが多すぎると逆に狭心症や心筋梗塞を起こしやすいというのです(Watson KE, UCLA: AHA 2007)。もちろん低すぎても危険。適度でないとダメということです。

また、HDLコレステロールを増加させるある新薬の臨床試験(ILLUMINATE試験)が途中で中止になりました。この薬剤を飲んでHDLコレステロールを増加させたグループの方が心血管系のトラブルを起こす人が多く、がんを含んだ総死亡が有意に多くなったためだそうです。

そんな結果になった理由ははっきりしていません。「HDLコレステロールは動脈硬化を予防できない」と短絡的に云うのは無理があります。ただ、無理矢理に値だけ高めてもあまり意味がないかもしれないことは私にも理解できます。HDLコレステロールは、有酸素運動や質のいいビタミンCを摂ることくらいしか確実に増加させる方法がありません。タバコを吸うほど値を下げます。中性脂肪が多いと値を下げます。イライラするのもいけません。とても道徳的な物質です。日常生活で自分の努力で頑張りましょう、ってことなのかしらと思っています。

ちなみに、私はHDLコレステロールがすごく高値です。フィットネスセンターで運動をするようになってまたさらに跳ね上がりました。で、腹囲は90cmを超えています。てことは、ヤバイんじゃん?

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