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中性脂肪

「アッタマにきたんですよ、先生!聞いてくださいよ!」興奮さめやらぬ表情で保健師さんが私のところにやってきました。受診者さんの苦情に対応していたようです。

血中中性脂肪が日頃500mg/dlくらいなのに今回の健診で900mg/dlを超えたため二次精査の紹介状を送った受診者さんから、「急いで近医で再検査したら120mg/dlだった。お前のところの検査の器械は壊れているんじゃないのか?」だそうです。冷静に対応していた彼女も、「なあんも摂生しないし好きなだけ飲み食いしているのに何でこれだけ良くなるわけ?そんなんで良くなるならアンタ本でも書いて出したら売れるよ!」とかなりの悪態をつかれた様子です。その内容を話しながら、またまた興奮してきている雰囲気が伝わってきました。

まあ、中性脂肪の値がこの程度変動することくらい大して珍しいことでもない(ただしたとえ不摂生していても食直後でないのにここまであがるのは普通ではなく、急性膵炎などの危険性がありますが)し、私に云わせれば、近医の検査の時にたまたま低かったわけでしょうから、そっちの方がおかしいかも?って何で思わないんだろうなあ、と不思議でした。「摂生しているのにこの値はおかしいんじゃないか?」というクレームの方がよっぽど理にかなっています。

こんな内容の苦情に、日々対応している保健師さんって大変だなあと思います。こっちから喧嘩を売れませんから(私は良く売りますけど)。相手も、医者が対応したらきっとそんなことは云いません。若いお嬢さんを相手に、それで日頃のストレス発散しているようなものなんでしょう。今夜の宴会のネタになっているかもしれません。そんなわがままな「おとな子ども」の相手をしている保健師さんって、とってもエライなあと尊敬します。でも、そのストレスを酒に向けると自分の中性脂肪値が上がりますから、ご注意を。

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