ん~そうだよねぇ。
先日、職場の送別会がありました。春から新しい分野に挑戦する若い保健師さんがいます。お湯割り焼酎を飲みながら、ビールをかかえて彼女をねぎらいに行きました。
「先生。先生はもう少しお酒を控えた方が良いと思います。」とても明るい笑顔をいつも絶やさなかった彼女が、開口一番、いつになく真面目な顔をして私にそう云いました。「ん~そうだよねぇ。でも最近は月水金禁酒にしてるよ!この焼酎だってお湯みたいなもんだし~。」などと茶化してみても、この日は表情を変えません。「それでも先生はお酒をもっと控えた方が良いと思います。ピーナッツも食べ過ぎないでください!」「そうだよねぇ。でも、一袋なくなるまで止めきらんもんねぇ。」・・・実は、本当にありがたいことだと思っています。専門だとはいえ、なかなか医者には云いにくいものです。同じ言葉でも、妻から云われるよりはるかに堪えます。
でも。でも・・・できるかなぁ。分かってはいるんだけど・・・できるかなぁ。健診受診者さんの気持ちがよく分かる気がします。今が生活の変え時。その必要性もそれなりに理解し、心の準備はできているつもり。そこに保健師さんの優しい後押しがあって、「やっぱりそうだよねぇ」と思う時。それでもまだ、自分の前には広くはないけどちょっと飛ばないと越せない小川が流れているのです。健診を受けた日が小川を飛び越える最大のタイミングですが・・・あと一押し!何かがいるんですね。ほんのちょっとの一歩でいいのに、まるでバンジージャンプか高飛び込みの台の上の心境。だから「でも・・・」と、しつこく言い訳を考えるのです。
でも、今回は私も、大好きな若い仲間から逆餞(はなむけ)の言葉をもらったと思って、少しでも何かを変えてみましょう。どなたか、私と一緒にチャレンジ競争してみる人いませんか?
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