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クレーマー

こんなことを大っぴらに書いていいのかわかりませんが、医療現場の裏側で「要注意人物」のレッテルを貼られている人たちがいます。健診の受診者や患者さん、あるいはその家族の中に存在する彼らは、諸般の申し送りの場で必ず申し送られます。素行が危険だとか動きがおぼつかないとかではありません。「細かいことを質問する、些細なことで文句をいう、結果説明で一つ一つに神経質である。」などの理由です。

彼らを「クレーマー」という人がいますが私は全く賛成できません。「クレーマー」というのは、理不尽な要求や難癖をつけてしつこく引き下がらない連中のことで、最近は「モンスターペイシエント」とか「モンスターペアレント」とか称される一切の常識が通用しない超クレーマーが問題になっています。暴力団員の難癖も医療現場で問題になっています。そんな連中と違って、彼らの云っていることは、ほとんどがとても理にかなっています。

私はなぜかそういう「要注意人物」の方々に対応することが多い(意図的に回されているのかもしれません)のですが、ほとんどの場合なぜ問題児扱いされているかよくわかりません。一般的には人一倍不安が強い人に多いように思いますが、彼らが不安に思っていることは至極当然なことばかりだし、不満の原因と対処をひとつずつ具体的に説明できれば納得してもらえます。もし解決できない場合は素直にできないことを話しています。彼らを苦手な人は、むしろ妙な先入観が入りすぎて意味なく緊張してないかとか、「そんなことまで話さなきゃいけないの?」「それくらい常識だろう!」など面倒臭さを感じながら相手をしてないかとか、ちょっと自分の姿も客観的に見つめてみてはいかがでしょうか。意外に自分のその時の心を見る鏡だったりします。

私は彼らの心中を割とよく理解できる方なので、きっと彼らと同類なんだと思います。つまり、私が患者(受診者)だったらそれはそれは扱いにくい、すぐに超「要注意人物」のレッテルを貼られること間違いなしだ、ということでしょう。相手をしてくれる方はご愁傷様です。

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