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サルコペニア

昨日の早朝の健康番組に「サルコペニア(Sarcopenia)」という単語が出てきました。私は初めて聞く言葉でしたが、そのまま訳せば「筋肉減少症」という感じになるのでしょうか。加齢に伴う筋力低下・筋肉量減少が原因で日常生活に支障をきたしたり転倒の危険性が急増したりすることで問題になります。

たしかに、世間でもてはやされている「有酸素運動」はメタボ対策の脂肪燃焼と云う点では有効ですが、有酸素運動だけではサルコペニア予防・老化防止(アンチエイジング)には直接には有効とはいえません。特に高齢者であればあるだけ、筋肉が老化しないように、若い人以上にレジスタンストレーニング(テレビでは「無酸素運動」と云っていましたが、筋肉トレーニングとかレジスタンストレーニングとかの方が当を得ていると思います。筋トレの時に息を止めるのはNGです)が重要であるというのが、ここ数年の常識になってきました。

また、心臓リハビリテーションの考え方もここ数年で大きく変わってきました。これまで、心不全の人だとか、重症の心筋梗塞になった人、心臓手術を受けた人などは、できるだけ心負荷をかけないような日常を過ごすのが常識でした。ある程度の有酸素運動は推奨されましたが、彼らに対するレジスタンストレーニングなどは以ての外だと思われていました。でも現在、心臓リハビリテーションでは、専門家の指示に従ったものであれば、レジスタンストレーニングもきわめて有効であることがわかってきています。

筋肉の低下はそのまま老化につながります。どうぞ積極的にトライしてください。ただし、もちろん自己流はとても危険です。かえって障害を強める結果になったのでは本末転倒です。必ず専門家(健康運動指導士やトレーナー、理学療法士など)の指導の元で頑張ってください。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!とても参考になりました。
私は女性専用フィットネスクラブのインストラクターをしています。

このクラブは、筋トレ+有酸素運動ができる場所として、私たちのサポートのもと、若い方から高齢者まで幅広くご利用いただいております。

しかしまだ、地域のみなさんには筋トレの必要性が伝わりにくく、悩んでいました。
「筋トレってハードなイメージ!」「マシンを使うの?」「今さら無理~。」「歩いてるから大丈夫。」「忙しいのよね~。」などなど。
筋肉がいかに必要なものかわかってもらいたいのになぁ~、何歳からでも鍛えられるのになぁ~って。。。

ちなみにこのクラブは、30分でできる!クラスも予約もなし!!女性専用で利用しやすい!!!全て女性による女性のためのクラブなんです。私たちスタッフは、筋トレの必要性を地域のみなさまにお伝えし続けること、また会員様が継続できる自立した運動をサポートしていくことが使命、社会貢献だと信じています。

メタボリックシンドロームについては、4月から検診が義務化されるということで危機感を持ってもらうこともできたのですが、情報の影響力はいまいち・・・。結局予備軍にもなってない人にとっては『他人事』。

サルコペニアは、30代~高齢者まで、誰でも筋トレが必要なんだよ!!ということがもっと伝えやすく、知識のないみなさんにもわかりやすく危機感も持ってもらえそうだと感じました。お医者様からの筋トレに関する正しい情報とその必要性、もっときかせていただきたいです。

投稿: | 2008年3月25日 (火) 15時17分

コメントをありがとうございました。
日々一生懸命頑張っておられるのでしょう。今後とも頑張ってください。

女性の方についてはなかなか一筋縄ではいきませんよね。

モチベーションは男性よりあるんですけど、いかんせん男性のようにはすぐに効果が見えてきません。女性はメタボ対策云々よりも健康増進云々よりも、もっと別の目的を持ったほうが頑張る気がします。うちの施設のフィットネス会員さんも、「その皮下脂肪は絶対減りません!」と断言した人がガンガン頑張って見事に裏切ってくれることも少なくありません。

人間には運動欲がないといわれる中で、食事ダイエットで痩せると寿命が縮むといわれる中で、見た目が女優さんのようにならなくても運動がいかに大切かということをどうぞ皆さんから教えてあげてください。

投稿: ジャイ0425 | 2008年3月25日 (火) 21時05分

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