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病気博士

医者の不養生などと云われますが、私は意外に小さな病気をちょこちょこ患ってきました。私の人生の中で日常茶飯事になってしまったのは尿管結石です。19歳の時が始まりですから歴史はとても長いですが今でも年2~3回は排石します。今回の発作は約半年間私を悩ませました。私はいろいろな発作パターンを知っています。最初の頃は半ショック状態で救急外来を受診したこともありますが、最近は何となく発作に慣れてきました。尿管結石の発作は必ずしも七転八倒の疝痛発作とは限りません。ちょっと腰が重いとか尿が濃いとか、典型的でない症状の中に結石の可能性があったりします。こういうことは、経験した人にしか分からないもので、教科書の知識だけでは、患者さんの相談には乗ってあげられません。

5年ほど前に小脳梗塞になりました。夏場の炎天下に毎週ゴルフをして脱水になったのが原因だと思いますが、何となくだるい・ちょっと目眩がする程度の、いわゆる夏バテ症状しか自覚しませんでした。採血検査をしたら肝酵素が上昇していましたが、同僚は「脂肪肝」と診断し、運動と食事で痩せるように指導してくれました。たまたま新しいCT装置のデモのボランティアとして被検者になってみたら大きな影が小脳にみつかりました。当時は人工産物だろう?とか云われましたが、昨年脳ドックでMRI検査を受けたらすでに立派な梗塞になっていました。小脳梗塞なんて、こんなもんなのか、と思いました。

腰椎椎間板ヘルニアも画像上は神経がほとんど繋がっていないように見えますし、実際左足はいつも痺れています。普通なら手術のことを考えたりするらしいですが日頃から普通に運動をしています。「慣れる」って凄いことだと思いながらも、100%の病気知らずのみが健康なのではないことを意外に簡単に理解できています。

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