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選択肢

以前紹介した柘植あづみ先生の連載コラム「あなたは病人ですか?」(2008.2.26)http://satoritorinita.cocolog-nifty.com/satoritorinita/2008/02/post_df62.html )の続編「あなたは健康ですか-病気・健康・元気」(MMJ 2008.4)を読みました。自分は「元気」である、だから「健康」である、と考えているガン患者さんが少なくないという現実は、前向きな考え方をしている人が思いのほか多いことを示しており、とても心強い気がしました。読みながら、「悪くないな」と思わずつぶやいてしまいました。

そのコラムの中に、柘植先生の叔母さんが膀胱がんになってその告知を受けたときの話が出てきます。主治医から、尿路変更手術と人工膀胱の使用、腫瘍の切除手術、放射線照射、化学療法などの選択肢と余命の予測が説明されたそうです。このとき、彼女が主治医に対して質問したことば、

「死ぬまで元気でいられるのはどれですか?」

・・・これはとても深いことばだと思います。一番長く生きられる方法ではなく、最期まで元気でいられる方法を選びたいと考えてそれを素直に表現した、彼女の人生哲学に脱帽しました。人生哲学が乗っかったことばには大きな力があります。コラムはこれで終わっていますが、この問いに、主治医はどう答えたのでしょうか。医療人であるわたしはむしろそっちに興味があります。

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