« 医療不信? | トップページ | 様子をみるために仕事を休めるか »

心房細動

「心房細動」をご存知でしょうか?皆さん、自分には関係ない病気だと思っているようですが、健診で初めて心房細動が発見されることはそう珍しくありません。でも、あまり自覚症状がないこともあり、大部分の場合なかなか自分がむずかしい病気だということを信じてくれません。あるいは、「昔から不整脈があるけど大して心配は要らないと云われている」と云って、相手にしてくれないこともあります。

「心房細動」は普通の不整脈とは違います。電気信号が心房のあちこちから300~600回/分以上の割合で出てきますが、1分間に300~600回/分も脈を打つことはできませんから、何の秩序もなくバラバラの脈を作ります(ちなみに普通の場合は洞結節という決められた場所から50~90回/分くらい出てきて全てがきちんとつながっています)。心房細動には一時的に陥る「発作性心房細動」と、戻ることのない「慢性心房細動」がありますが、いずれの場合も問題になるのは血栓塞栓症と心不全です。特に前者は前触れなく突然起こってしまいます。長島監督が脳梗塞になった原因だという話をすると皆さん理解してくれますが、それでもやはり現実味がない様子です。

現在は、心機能や危険因子の有無によって治療についてのガイドラインがきちんと決まっています。心房細動の治療は基本的には「抗凝固療法(血をさらさらさせる)」ですが、とにかく前触れなく脳梗塞になることが前提ですので、治療が必要な場合は躊躇できません。どうもないからといってクスリを途中で止めることはできない病気です。どうか、健診で専門医受診を勧められたら早めに行ってください!お願いします。

|
|

« 医療不信? | トップページ | 様子をみるために仕事を休めるか »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 医療不信? | トップページ | 様子をみるために仕事を休めるか »