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治療不要!?

健診受診者の方が記入した既往歴の項目を読んでいると「治療不要と云われた」という答えを多く見かけます。どうも気に入りません。

たとえば、「胆嚢ポリープがあるが治療は要らない」とか「胸部レントゲンに影があるが昔の炎症のあとだから治療は要らない」というのは良く分かります。その通り、治療は要りませんし、せいぜい定期的な健診を受けておく以外に特に何かをしなければならないこともないでしょう。

でも「血圧が高いけど、まだ治療は要らない」とか「脂肪肝だけど治療は要らない」とか、そんなことを医療者が云うはずはないのです。「まずは食事に注意し運動にも心がけましょう。」と云われたはずです。さらに「タバコは早く止めてください。睡眠も十分とり、ストレスを溜めないことも大切です。」などと云ってくれる先生がいたらきっと名医です。「この1年間よく頑張って糖尿病の治療をしてきていますね。とても良いコントロールです。」と説明すると「私は糖尿病の治療なんかしていません!」ともの凄く強い口調で否定されます。講演会などでも機会があるごとに話してきましたが、「治療=くすり」という勘違いの概念を植えつけたのは誰なのでしょう?世間がそんな概念に浸っているから、「メタボ健診は病人を作る」ということになってしまうのではないかと思います。

日本人は、昔から「医療は施してもらうもの」という感覚にあるように思います。医者を「先生様」とあがめ、医者の処方薬を飲んで云うことを聞くのが病気の治療だと教育されてきた気がします。病を治す(克服する)のは自分自身だ、という自立心も持ってほしいと思います。くどいようですが、生活療法は最も基本にして最大の治療法です。

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