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いちご農家の憂鬱

知り合いの内科医が語ってくれた実話です。

昔、ある地方の病院で当直をしていたとき、夜中に大慌ての急患が来たそうです。その町はいちご栽培で有名な町で、急患はいちご農家のオヤジさんでした。彼曰く、

「大変です!さっき、間違えて出荷用のいちごを食べてしまいました!大丈夫でしょうか?」

いちごの美味しいこの季節ですから、この農家のオヤジさんの云っている意味がわからない方は、ある意味幸せかもしれません。

昔、うちの義母が知り合いのぶどう農家に行ったとき、おみやげにぶどうを分けていただけることになりました。「出荷用のぶどうと自宅用のぶどうがあるけどどっちにします?出荷用の場合はそのまま食べないように注意してくださいね。」と云われたので怖くなって自宅用を希望したら、まったく離れた別の畑に連れていってくれたそうです。

わたし的にはかなり前からいろいろな人に教えてもらっていた常識なので別に驚きませんが、農薬の恐怖は中国にだけあるものではありません。社会がそれを求める以上、日本の農家の皆さんも、良心の呵責に耐えながら、やむを得ず農薬をギリギリで使って出荷用作物を作っているのでしょうが、自分たちはどうしても恐くて口にできないのは当然だと思います。見た目がキレイじゃなくても虫が食っていても大丈夫(食っている方が安全)だから、自宅用の畑は別に作っています。おまえは人に毒物を売って平気なのか!と怒る人も居ますが、日本の消費者はムシが食っていたりしたら買ってくれないからやむを得ません。ムシさえも食えないような消毒まみれの農作物を求めるようになってそれを平気で食うようになった現代社会は本当に危なすぎます。せめてしっかりと洗って覚悟してお食べください。

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