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ホメオスターシス

「ホメオスターシス」は日本語で「恒常性」と訳します。

ガンガン運動して体重を減らそうと思ってもなかなか減りません。せっかく溜めておいた在庫(脂肪)を空にさせようとする反乱(運動)に何とか対抗しなければ生命の危機ですから、生体は栄養分の吸収力をアップさせます。運動すればするほど溜め込む身体ができてきます。

ダイエットをするために食事療法を頑張ってもなかなか思うようにいきません。入ってくるエネルギーが足りないと直接生命の危機に直面します。限られた資源を大事にするため、エネルギーを使わない身体に変化していきます。あるいは筋肉を減らして飢餓に対抗します。

これらはいずれも生体のホメオスターシスのなせる技です。自然界は常に安定したものを求めます。それが自然界の一番基本的な法則なのかもしれません。安定した一定の状態を保つために、常にバランスを取ろうとしています。生体がそのバランスを取るために準備されているシステムの主体が、自律神経系・ホルモン(内分泌)系・免疫系の3つで、これらが常に自分の身体の状態を監視して微修正を繰り返しているのです。「減量する」などという大それたクーデターを企てた場合、いつもと違う方向に傾いたものを元に戻すために即座に対応します。生体が生きていくためにそれはとても良くできたシステムです。ですから、クーデターは生体監視係に気づかれないように少しずつそっとやってやらないと成功できません。

ただし、逆に運動と食事を頑張ってクーデターに成功した折には、今度はこっちの状態が基本になりますから、たまに羽目を外して暴飲暴食してもすぐに身体は元に戻してくれます。クーデターを企む以上は、その次元までは根性で頑張ってください。

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