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船の舵取り

ここ数年、「病気」(特に生活習慣病)の考えた方が大きく変わってきました。「予備群」とか「未病」とかいうことばを良くみかけますが、これは、もともとは「病気になる前に生活を見直して病気にならないようにしましょう」という予防の考え方から来ていました。つまり「一次予防」です。備えあれば憂いなし、といういわば優等生的な理想の生き方を薦める概念でした。

ところが、最近はそんな甘いものではない、と云うようなデータが次々とベールを脱いで出現してきました。食後高血糖(http://satoritorinita.cocolog-nifty.com/satoritorinita/2008/02/post_81ce.html)、慢性腎障害(http://satoritorinita.cocolog-nifty.com/satoritorinita/2008/05/ckd.html)、メタボリックシンドロームなどなど・・・今すぐ流れを変えない限り、病気進行の勢いは絶対止められなくなる!それが「予備群」と云っていた状態の真の姿でした。もはやこれは「予防」の概念ではありません。大きな母艦の舵取りをしているようなものです。対向船がいるとわかったら、かなり前から進路変更を企てないと衝突を回避できません。たとえ見張りを怠っていなかったとしても、直前になってから避けようとしても不可能なことなのです。

ところがこの通称「予備群」のやっかいなのは、姿の見えない敵だということです。やらなきゃいかんと分かっていても、モチベーションを高められない、あるいは維持できません。これまで何度も書いてきました。くどいようですが、やればできることなのです。でもやらないとできないことなのです。舵取りを高々1度ずらしただけで、最終的に何百メートルも方向が変わります。舵を持つ手にちょっと力を加える気があるかどうか、決断力があるかどうか・・・試しにちょっと触ってみるのは意外に面白いものなんですが。

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