タバコとシャンプー
世界禁煙デー(5/31)からの1週間は禁煙週間なので、タバコに絡む話題を書いてみます。日本禁煙学会という学会があります(http://www.nosmoke55.jp/)。禁煙に関するありとあらゆる情報が集められ、タバコの世界に対してアグレッシブな働きかけを続ける学会です。禁煙治療に保険が使える医療機関も載っていますから、禁煙を考えている人やそのご家族は参考にしてください(http://www.nosmoke55.jp/nicotine/clinic.html)。熊本にも熊本禁煙研究会という活動があります。熊本生活習慣病研究会から派生した研究会です。
2007年度の禁煙研究会では京都府立医科大学の繁田正子先生をお呼びしました。そのお話の中で私が一番記憶に残っていることは、「タバコはなぜ腐らないのか?タバコはなぜ虫に食われないのか?」という話でした。植物でありながら、たとえそれを乾燥させたからと云っても、ずっと机の上にほったらかしたとしても、いつまでも朽ち果てることがないのはなぜでしょうか?そう云われて、「たしかにそうだなあ」と初めて思いました。
結論は簡単でした。製造中に、除草剤(カドミウムなど)が加えられ、防虫剤(ヒ素など)が加えられ、防腐剤も加えられているからです。農薬散布された野菜は洗ったりそのまま放置するとそれなりに濃度は減るでしょうが、タバコはきちんと塗り込められていますから確実に体内に吸収させることができます。私は、その話を聞きながら、タバコは市販のシャンプーと同じ、つまり、シャンプーを飲んでいる様なものなのかと思いました(まあ、経皮毒の市販シャンプーも危険ではありますけど)。
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