« そりゃ受けないわ! | トップページ | 学校にエアコン »

壊れるとき

わたしが産業医をしている企業では、この半年間くらいの間で休職者が急増しました(http://satoritorinita.cocolog-nifty.com/satoritorinita/2008/05/post_21e8.html)。うつ症状やそれに伴う身体症状のためです。それも若いお嬢さんたちや働き盛りの温厚な男性職員に多いように思われます。同じ様な現象はうちの病院のナースたちの間でも起きていました。わたしの友人の会社でもドクターストップを受けた同僚がいると聞きます。

いわゆる「燃え尽き症候群」のパターン。現在のストレスだらけの社会では、うつ状態が蔓延しているのは容易に理解できます。ただ、それが形として「壊れる」には、何かのきっかけが必要ではないかと思います。最近、若い人を中心に「ディスチミア親和型うつ」という自己中心型のうつ病が増えていると聞きます。わたしがこんな状態になったのは周りが悪いからであって自分は被害者だというのです。ですが、私が出会ってきた人たちは、基本的には真面目で几帳面で文句を云うこともなく、力以上に抱え込んだ仕事をこなそうとしながら結局何もできなくなっていく「メランコリー親和型うつ」のパターンばかりのように思います(http://hrclub.daijob.com/hrclub/?p=375 , http://blogs.yahoo.co.jp/slowlifeeye/35974562.html)。

ただ、同じ職場で休職者が出たとき、「あれ?なんで?」という無意識の疑問が浮かんできます。わたしも同じ様なのに、周りに迷惑をかけると思って休まずにこんなに頑張っているのに、そんなに簡単に休んでもいいんだ?・・・この無意識な感情が、いままで張り詰めていた緊張をプツンと切ってしまうのではないのでしょうか。そういう目でみると、この人たちはやはり「ディスチミア親和型うつ」ということになるのでしょうか?

|
|

« そりゃ受けないわ! | トップページ | 学校にエアコン »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« そりゃ受けないわ! | トップページ | 学校にエアコン »