学校にエアコン
仕事帰りの車のラジオで「学校のエアコン談義」をしていました。「温度調節を生徒がしてもいいかどうか?」みたいなことを話していました。でも、わたしの感動は「学校の教室にエアコンが付いている!?」という現実を知ったことです。公立学校の教室でもエアコンがついているのでしょうか?高校ばかりでなく、まさか中学や小学校でもついているのでしょうか?
今の子どもたちは生まれたときからエアコンコントロールの中に育ったために汗をかくことがなく、汗腺が発達しなくなりました。結果として自律神経の発達が遅れ、体温調節が全く出来ない低体温児が急増し、あるいは自律神経失調症状を訴える子どもたちが増えました。感染にも弱くなりました。この事実はきわめて深刻な問題です。わたしの子供の頃のエアコン(クーラーって云ってました)は普通の家にはあまりない贅沢品で、使うときはカーテンを閉めて茶の間に家族全員が集まった上で、「もったいないから2時間限定で」などという一大イベント的な使い方でした。おかげで大量の汗をかき、赤ん坊の汗疹もひどいものでした。わたしの大学時代、当然部屋にエアコンなどあるはずもなく、扇風機からは熱風しか出てこないので、授業のないときは喫茶店と図書館をハシゴしたものです。
ただ、「暑い!」と云った所で昔はせいぜい30~32℃でした。「猛暑日(35℃以上)」などという単語は存在しませんでした。それでなくても体温調節ができない今の子どもたちにとって、35~38℃の気温を乗り切るのにエアコンがないのは自殺行為なのかもしれません。でも、わたしはスカートの裾を捲り上げて汗だくで自転車をグイグイ漕いでいるお嬢さんの姿の方が断然好きです。とか云いながら、もちろん、今の私にはエアコンなしの団扇生活など考えられない話です。
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