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脂肪肝の恐怖

「脂肪肝」は健診受診者の約三割で指摘される病気です。わたしも体重を落とす前までは当然の様に毎年指摘されていました。

「脂肪肝」を「脂肪が肝臓の周りに巻いている状態」と勘違いしている人が少なくありませんが、そうではなくて、脂肪滴(余ったエネルギーを蓄えるのに一番エネルギー効率のよい形が脂肪です)が各々の肝細胞の中に入り込んでいる状態です。ですから「霜降り状態」ではなくて「フォアグラ状態」と理解するのが妥当です。

脂肪肝は、飲酒を原因とするアルコール性と酒が関与しない非アルコール性とに分けられます。後者は肥満や過食が誘因だと云われますが、全く酒を飲まない人を除けば、高カロリーの肴を常時食べている現代人にとって両者の区別は現実には難しいかもしれません。いずれにせよ、脂肪肝は単なるエネルギーの過剰貯蔵というだけでなく、ひどくなると肝臓に仕事をさせなくなって肝機能障害を起し、肝炎(ASH & NASH)を経て最後に肝硬変やがんをもたらす危険性があります。

まあ、脂肪肝の改善はさほど難しいことではありません。余っているのだから使えばよいわけで、動き回れば簡単に出ていきます。ただ余れば溜めます。特に日頃動かない人が急に動き出したら危機感を覚えた身体は前より溜める身体を作って対抗します(恒常性http://satoritorinita.cocolog-nifty.com/satoritorinita/2008/05/post_fc36.html)し、無理なダイエットをした場合も同じ理由で、かえって脂肪肝を助長します。日々の地道な摂生が必要になるのでなかなか上手くいかないのでしょう。そして何よりも、酒を控えるとか食べ過ぎないとかいう基本の対処を避けて通れないのは、ほとんど修行の世界です!

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