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腫瘍マーカーの誤解

CEA(癌胎児性抗原)、AFP(αフェトプロテイン)、CA19-9など、腫瘍マーカーと呼ばれる物質がたくさんあります。人間ドックや健康診断の項目にこの腫瘍マーカーがいくつか入っているのを良く見かけます。検査項目を最低限に削っていても腫瘍マーカーだけは入れている企業も少なくありません。

ただ、これらの腫瘍マーカーは値段が高い割には大した検査ではありません。「ガンがあれば必ず上昇する」というものではないからです。そのことを受ける人たちはもっとしっかり理解しておかなければなりません。腫瘍マーカーは、他の検査で腫瘍があると判断されたときにはその程度や治療効果、再発の有無などを評価するのにとても優れています。でも、健診のようにもともと何も疑っていない人に検査をして、これらの値が正常範囲であったとしても、それは「良かった、ガンがなかった」というものではないのです。正常値ならそれは「検査をしなかった人と同じだ」といっているようなものだと思うことです。

そんな中で、天皇陛下の前立腺ガンで有名になったPSA(前立腺特異抗原)は、それが上昇していないときには前立腺ガンは存在しないと思ってもいいのではないかと思います。ですから健診には向いていると云えましょう。

その一方で、腫瘍マーカーが異常値になったとき、それは必ずしも「ガンがある」ということではないということも覚えておきましょう。こんな大したことのない採血検査ごときに右往左往することのないようにしたいものです。

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