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雑穀米

うちの施設にあるレストランは、とても人気があります。健康を主眼にしながら病院食特有の味気なさが全くなく、市中のレストランよりはるかに美味しい味を誇ります。さらにスタッフは病院の食堂とは思えない「安らぎの空間」を常に工夫しています。ここで食事をしたいためにうちの人間ドックを受ける受診者も少なくありません。

そのレストランの御飯にこのたび「雑穀米」の選択肢ができました。実は開設当時は雑穀米でした。ところがすぐに苦情がでました。「御飯が臭い」とか「貧乏人みたいだ」とかそんな理由だったようです。そのためにすぐに御飯は白米に変更になりました。ところが今になって、逆に「雑穀米を食べたい」という希望が増えてきたのです。健康ブームの影響でしょうが、素晴らしいことだと思いました。

ところが、その話題を受けてわたしの上司が「おれは白米じゃなかったら食べないな」と云いました。事務部長も「逆ならわかるけどね」と云いました。そんなことばを健診スタッフのトップから聞いたのはちょっとショックでした。白米は地に蒔いても芽が出てきません。つまり白米は死んだ食べ物です。死んだものを食べても身体の活力には絶対なりません。そういう話を聞いて深く納得したのはもう5,6年も前のことです。玄米は理想です(わたし自身は大好きです)が、あまり噛めない現代人はお腹を壊す人が多いようです。その点、雑穀米はいろいろ入っているので玄米よりは食べ易いと思います。ダイエットのためには御飯を食べないのが良いという話がよく出ますが、それは白米のことでしょう。「日本人には絶対御飯が一番合うはずだ!」と信じてやまないわたしの云う御飯とは、決して白米ではありません。健康のためというのではなく、徐々に白米ではない本当の御飯を皆が好んで選んでくれるようになるといいなと思っています。

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