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時計をはずす

日本心臓リハビリテーション学会の2日目には、緩和ケアの黒丸尊治先生が「こころとからだのかかわり」という題名の面白い話をしてくれました。

一番感動したのは、「わかってもらえるということの素晴らしさ」ですが、これはまた改めて書こうと思います。

こころのちょっとした変化が病状を簡単に変えてしまうことを、これまでの臨床経験から話していただきました。そして、医療者がそのことを表面的なレベルで理解している気になったとしても、人の心はそんな単純なものではないということについて、しっかりと再確認させられました。

自分の行動パターンを変えるということはどんなことか。たとえば「時計をはずす」。わたしの様に時間がとても気になる人間は、待ち合わせ時間を何時にする、その30分前には着かないといけないから、そのためには何時に準備を始めて何時に家を出て・・・と計画を立てないと落ち着かないタイプですが、そんな人は一度肌身離さず付けている腕時計を完全に外してしまってみると面白い、というのです。わたしの勤務している健診センターの受診者フロアには時計がありません。人間ドックを受けている間だけは世俗の流れを忘れてもらいたい、というコンセプトからです。本当はテレビもビデオかDVDだけしか流さないことにしていましたが、さすがに高校野球やニュースを見たいという受診者の要望には勝てなかったようです。それでも、時計は今もありません。開設当初は時計がないことの苦情がアンケートに割合多かったのですが、最近はあまり聞かなくなりました。

ついつい時計をみるクセのある人、週末などを使って、一度試してみましょう。いつもの生活と何かが変わる感覚を少しでも経験できたら、素晴らしいことだと思います。実は最近、時計をどこにやったかわからずに朝になって大慌てすることが時々あります。

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