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オーダーメイド医療

朝日新聞の記事の中にも医療最新ニュースがありました。

糖尿病の遺伝子を日本の2チームが発見」というものです。「・・・2型糖尿病にかかわる遺伝子を、日本の二つの研究チームが別々に見つけた。この遺伝子が糖尿病になりやすいタイプだと、発症のリスクが1.4倍になる」のだそうです。

ヒトのDNA配列が完全に確認されて以降、現代医療はオーダーメイドの時代に入ろうとしています。つまり、糖尿病や高血圧だけでなく、心臓病やがんになりやすい遺伝子型を持っているかどうかを遺伝子検査で確認し、なりやすい人には前もってその病気への対処をしようというものです。誰でも同じ紋切り型の治療をするのではなく、各自に合った治療をすることで効率的かつより有効な治療ができるので画期的な方法だ!と医療界が浮き立っている印象を受けたことがあります。

ただ、7年間予防医学の世界に関わってきているうちに、「オーダーメイド医療」の有難味は大してないように感じ始めています。もちろん難病指定の病では、発症以前から進行を遅らせる対処を行えるので福音でしょう。でも「生活習慣病の予防」の観点から云うなら本当に必要な情報なのでしょうか?「この遺伝子を持たない人は毒物を食いまくっても大丈夫だけど、この遺伝子の人は若いうちから健康食を食わないと病気になりますよ」というのなら、みんなが健康食を食ったら良い。堕落の人生が大丈夫な人はできるだけ毒物を食ってあげて、毒物企業の倒産を抑えてあげてほしい、ってか?

いかんいかん。最近この話題になるとすぐに石頭の偏屈じじいになってしまいます。

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