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オリーブオイル

脂質異常症が取りざたされる中で、料理をする上で「オリーブオイル」は一番理想の油だと云われています。主成分であるオレイン酸(一価不飽和脂肪酸)が酸化を受けにくいだけでなく、他の植物油のように加工の課程で加熱処理や溶剤抽出をする必要がなく、非加熱で果汁を絞ったままにしておけばできあがるのです。ですから、特保(特定保健用食品)の某植物油などと比べても、はるかに良質の植物油だと云えます。このため、ちょっとクセはあるものの、「油はオリーブオイルしか使わない!」という健康志向の方はとても多くなっているように思います。先日の心臓リハビリテーション学会の講演でもオリーブオイルだけが強く勧められておりました。

ここで天の邪鬼のわたしはふと「オリーブオイルは本当にわたしたちの身体にいいのかしら?」と思い始めてきます。オリーブとブドウは人類が最初に栽培した植物といわれ、オリーブの葉は感染症にも効くと云われています。おそらく太古から人類にとって最適の内容をもつ植物なのだと思います。でも、あくまでもヨーロッパ諸国原産の植物です。日本人の遺伝子の歴史の中に、「オリーブ」というものは記憶されていたのでしょうか?「身土不二」「地産地消」「スローフード」などの考え方が日本でも広がりつつありますが、化学組成が健康にとって理想だからといって、世界中のどの人種にも必ず理想だと考えるのは軽率なのではないかと思うことがあります。元来、体内に入ってくるように想定されていない食材が侵入することは、身体としては異物を入れられるのと同じような拒絶反応を起こしてもおかしくないのじゃないかしら。オリーブオイルを塗ることによるアレルギーは有名ですが、食べる方は本当に無条件に「良い者」なのかしら?

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