ヒポクラテスたち
「ヒポクラテス症候群」という病気(?)があります。医大生(や研修医になりたての医師)がかかり易い病です。「医大生落ち込み症候群」と解説されていますが、わたしの学生時代にそんな和名があったかなあ? とにかくちょっとした身体の異常が、講義で習ったことのある病気の症状に良く似ている気がして、自分は難病かもしれないと悩むのです。吐き気があると胃がんかもしれないと思い、小便が臭いと糖尿病じゃないかと心配し・・・。そういえば、ちょっと逆の意味になりますが、私は精神科の実習で受診してきた患者さんの問診を取った後に「そんなことは私にもよくあることさ」と思っていたら、患者さんが帰られた後で、「あれは典型的な精神分裂病ですね」と教授に解説されてすごいショックを受けたことがあります。
そんな医大生たちを主人公にした映画「ヒポクラテスたち」(大森一樹監督)のことをふと思い出しました。今は亡き古尾谷雅人が主人公だった気がします。斉藤洋介とか伊藤蘭とか柄本明とか俳優さんが個性的だったこともありますが、ほとんどデフォルメされることなく、まるで自分たちの6年生のときと同じような光景ばかりで、完全に自分を同化させてみた記憶があります。
ところで、どうして「ヒポクラテス」なのか、当時習った気がするのですがどうしても思い出せません。ちょっと悔しいです。
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