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新型うつ病に思う

産業医をしている某企業で、約半年休んでいた職員2人が来月から復職します。

先日、新型のうつ病の話を書きました。最近、ニフティのニュースでも話題にのぼっていたのでもう一度触れてみます。新型うつは、職場ではうつ状態だが、アフター5や休日には普通に活発に動けること、そしてその原因はあくまでも周りの人間や社会であり、休んでも会社や同僚に迷惑をかけるという感覚はない、というのが典型なのだそうです。

今度復職する2人はどうでしょう?2人とも、転勤してきてから症状が出始めました。一人は20年以上やってきた仕事内容とは全く違うので勝手がわからず自分なりに頑張ったけれどうまくいかずに焦り、徐々に心身症症状が出てきました。もう一人は、熊本特有の文化に付いていけず、職場の雰囲気に慣れようと頑張るほど身体が拒絶反応を起こしました。どちらも仕事を放棄したことに無力感を感じ、同僚に悪いことをしたと思い、早く体調を戻さなければと焦りながら、とうとうドクターストップがかかりました。典型的な「メランコリー親和型」だと思います。ただ、他の職員や私の知人の中には、家で問題ないのに職場に近づくと症状が出て、自分では原因が分からず、同僚や会社に迷惑をかけることをとても気にかけて悩んでいる人たちがいます。あるいは「原因は職場の上司だ!」と断言しながら具合の悪さは仕事場でも家でも同じようにひどい人もいます。そういう「メランコリー」と「ディスチミア」の中間型(混合型)の人たちはたくさん混在しているように思います。

定義はどうでも良いのだけれど、とにかく社会が病んでいる!それは辛い事実です。

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