サザエさん症候群
お魚くわえた野良猫、追っかけて~♪
日曜の夕方といえば、「サザエさん」。この楽しいはずの番組が始まると、何かうら寂しくなる。何か見てても面白くない。くだらないと思う。・・・こう感じることはありませんか?
これが有名な「サザエさん症候群」です。「サザエさん」が終わると、もう日曜も終わり。明日の朝にはまた会社に行かなけりゃならない。憂鬱だなあ。一週間も我慢しなきゃならないのかなあ。あ~あ。・・・自分の心の中に明確にそんな気持ちがあることをわかっている人はいいですが、「そんなことはない。ちょっと疲れているだけ。むしろやりがいのあるポジションをもらっているんだから、きついけど頑張らなけりゃ!」と思い込んでいる人で、このサザエさん症候群のような症状がある方は本当にご注意ください。あなたは気付いてないでしょうけれど、あなたはもうほとんど「うつ病」です。
そのほかにも、男性の朝刊症候群(朝刊を見ても読む気になれない)、女性の身だしなみ症候群(化粧やオシャレなんてどうでもいいわと思うようになる)などがあります(第20回人間ドック認定医研修会:大阪樟蔭女子大 夏目誠教授の講義より)。心当たりはありませんか?うつ病の治療は、まず何よりも、自分がうつ病かもしれないということに気付くことと、それを否定せず認めることです。「本当におかしくなったヤツは自分がおかしいことに気付かないんだから、おまえは心配しなくても大丈夫だ」と昔良く云っていましたよね。それは合っているようで違っています。「おかしくなった人は、最初は自分がおかしいことに気付かないから危険」なんです。どうかご注意ください。
なぜ「ちびまるこちゃん症候群」じゃないんだろう?って夏目先生云ってましたね。歴史の差ですかね?それとも普及率の差ですかね?
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