「えとうのひとりごと」
以前、紹介した(2008.2.25「マイベスト(自分の歩幅)」)心理カウンセラーの衛藤信之先生(日本メンタルヘルス協会)のコラム「えとうのひとりごと」。 久しぶりに覗いてみました。
おばあさんが亡くなったことを告げたコラム「さよならの季節」が書かれた2008.9.16は、くしくも私の同い年のいとこの女性が、実家で年老いた両親や旦那さんや子どもさんに囲まれて静かに逝った日でした。手術後ちょうど半年しか生きれなかったと、翌日した電話先で彼女の母親が静かに語ってくれました。その1週間前にはうちのワンが逝きました。それがヒトであれ動物であれ、それが死であれ生であれ、別れの瞬間を迎えるときにヒトのタマシイは大きな成長を遂げる気がします。今回のコラムには、そんな別れのケジメのつけ方について語られていました。
チャールズ・チャップリンは言いました。「人生とはクローズアップで見ると悲劇だが、ロングショットだと喜劇になる。」・・・コラムの中に書かれていた一説です。なんかいいな、と思いました。
余命短いおばあさんと、衛藤先生の父親との会話は、そのひとつ前のコラム「思い出のゆくえ」(2008.8.11)にありました。最愛のおばあさんの死が近いことの知らせに対して「順番通りだから」と受け止め、彼女の親友や愛する人たちはこっちよりもあっちの世界に多くなったはずだから、「やっと会いたい人たちに会えて良かった」と思ってあげられる心は大事だと思います。仏教では、法事に集まる皆に対して、「死んでいただいてありがとう。死んでいただいたおかげで今皆がここに集まり、皆が皆のことと先祖のことを思う機会を与えてくれました、とお礼をいいましょう。」と必ず説教されます。
そんな衛藤先生のおばあさんが大分に住んでいたこともこの文章で知りました。
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