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事故米

事故米が使われた酒やあられの回収騒ぎで世間は大わらわです。酒とあられが大好きなわたしも心中穏やかではありませんが、今のところ日頃飲んでいる銘柄は公表されているものとは違うようです。

「だまされた!」と嘆く某老舗酒造メーカーの社長の談話がテレビニュースで出ていましたが、「酒や焼酎は米と水が勝負なんじゃないのかい?」とつい皮肉りたくなります。そこがプライド。価格競争の中でうまくしのぎを削るのが営業努力なのかもしれませんが、侵してはならない領域に手を出した気がして、ノンベのわたしとしてはとても寂しい気がします。

一方、わたしが一番ショックだったのは、「事故米は家畜資料用であって人間用ではない」という事実です。言い方を変えると「人間様はさておき、家畜の食べ物に金をかける必要はない」という概念の事実です。カビはまあ大したことはありませんが、残留薬物はさすがに・・・。人間よりはるかに毒物に弱い動物たちの食べ物には何が入っていても目をつぶれというわけですか。「キズモノあり」のジャケットではありません。価格の安い「割れおかき」でもありません。「薬物残留ありは承知の上」という事実がとても悲しくなりました。

「この薬物を含むものを常時食べていると肝臓癌になる可能性があります。」・・・「まさか!」テレビを見ていた妻がつぶやきました。「ドッグフードの『ラム&ライス』の『ライス』にはこんな事故米ばかりが使われているんじゃないの?アレルギーだから気を遣って食べさせていたフードにこんなものが入っていたから、うちのイヌは肝臓腫瘍になったんじゃないよね!」・・・時期が時期だけに、家の中には重い空気が流れました。

時代が歪んでいく。むなしいニュースが続くテレビの画面をぼおっと眺めながら、寂しい現実を実感します。

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