« 慈しむ。 | トップページ | 知らなすぎる現実 »

心障者

月曜日が休みだったのでぼーっとテレビ報道を見ていました。朝の1時間、通学路のために進入禁止になっている道路を、抜け道として当たり前のように100台以上の車が抜けていきます。たしかに標識がわかりにくい。終日じゃないので見えても瞬時には理解しにくい。ナビがこっちを通れといった。どれも言い訳としては分からないでもありません。でも、きっと大部分の人は明らかな交通違反だと分かってやってます。プロであるタクシーもトラックも通ります。「会社名が分かるから迷惑だ」「お前らにとやかく言われる筋合いはない」「はいはい。悪うございました~」。見ているとムカムカします。

日曜に朝から郊外のショッピングセンターに行きました。その帰り道、郵便局の駐車場に1台の車が入ってきました。他に車はありませんでした。その車は迷うことなく入り口の間近に1台分だけある身障者用スペースに停めました。降りてきたのは見る限り普通の女性です。そのスペースと普通の駐車スペースは隣り合わせです。全部空いているのだから、1台分隣りに停めても労力に差はありません。なのにわざわざあそこに停めるのは、おそらくいつもそこに停めているからでしょう。身障者用駐車スペースに健常者が平気で停める!という特集も、くだんの番組で以前やっていたのを思い出しました。

「信じられん!」と怒りを口にしたら、隣りにいた妻は「あの人たちは『心障者』だから。人間としての心が欠損している相手に怒ってもしょうがない。だって、無いんだから。」と冷静につぶやきました。さびしい話ですけど、「そうねえ。人間じゃないと思えばいいわけね。」と、私もなぜか納得して心が落ち着きました。

そんなことよりさあ。例の進入禁止違反の現状は、明らかに行政の怠慢でしょ。郊外の真っ直ぐな道でネズミ捕りするくらいなら、あそこに隠れていて取り締まれ!資金不足なんて簡単に補えるぞ!・・・警察も「心障者」だから、無理か?

|

« 慈しむ。 | トップページ | 知らなすぎる現実 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 慈しむ。 | トップページ | 知らなすぎる現実 »