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左回り

オリンピックでは野球もサッカーも散々でした。でも、野球の中継が同時にいくつもあったのには驚きました。「やっぱり何といっても日本人は野球ですから」といっていたどっかの解説者のことばが妙に耳に残っています。「何云ってだ、おまえ?バカか?」と、ガラにもなく怒ってしまいました。

子どものころ、雑誌の付録で小さなコイルラジオをもらい、イヤホーンで雑音の中のプロ野球中継を聴きました。ジャイアンツ戦でした。中学に上がったらトランジスタラジオを買ってもらいました。「巨人大鵬卵焼き」の時代でした。V9時代のジャイアンツの選手は、7(12)柴田4土井1王3長嶋36末次8高田5黒江27森と、空で云えました。高校のころもプロスポーツといえば野球でしたがジャイアンツには興味がなくなりました。予備校時代は西鉄ライオンズが好きでした。その流れで東京勤務時代は西武球場に通いました。

別に運動が好きだったわけではありませんが、中学ではバスケットボールをやっていました。サッカーに何の興味もありませんでしたが、今は大分トリニータのサポーターです。逆に野球にどうしても興味が持てなくなりました。何故だろうと思っていましたが、どうもスポーツの形態の差のように思います。野球は必ず順番に左回りに回らないといけない決まりです。守っている途中に攻撃ができません。まるで儒教のようです。サッカーもバスケットも、発想のユニークさが勝負です。ファンタジスタの想像だにしないパスが決まる瞬間の感動は明らかに脳を賦活させてカテコラミンを吹き出させます。

若い頃、頑なで臨機応変な行動の不得意だったわたしが、いつの間にか発想のユニークさを求めるような生活になったのと、ちょうど連動している気がします。人生に置き換えたら、後者の方が何か大きくなれそうではありませんか?考えすぎ?

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