「まだ」と「もう」
わたしの職場にはフィットネスセンターがあります。せっかくあるのだから昼休みに利用します。昼休みは1時間ありますが、昼食時間や着替えなどを除くとトレッドミルに乗れるのは30分あるかどうかです。午前中の仕事がちょっと長引くとその時間も取れなくなります。「もうこんな時間か。今から始めたら20分しかできないから今日は無理かな。」・・・始めた頃はすぐに諦めていました。ところが、運動が習慣になってしまうと、なぜか動かないことが気持ち悪くなります。「今から急いで準備したらまだ20分もできるじゃない。早く行こう!」・・・いつの頃からか、そんな感覚になっている自分に気づいて驚きました。
同じ時間を「まだこれだけある」と思うか「もうこれだけしかない」と思うか、その感覚の差は積もっていくともの凄い差になるように思いますが、この感覚は理屈ではありませんので、実際にやって実感できないときっと理解してもらえないでしょう。昔、高校の数学の某先生が「これがわかるかわからないか、ロケットで行くくらいの差があるんだよ!」と云っていましたが、まさしく「まだ」と「もう」の差はそれ以上かもしれません。
運動をするしない、メタボになるならない、そんな次元の話ではなく、人生のどんなものに対しても前に進むか止まってしまうかが暦年令以上に人生の幅に大きく影響を与える気がしてなりません。するかしないかは別にして、アンチエイジングの基本がここにあるように思います。
とか書きながら、最近また「もう・・・」になって、着替えることなく昼休みにブログを書いていたりします。いかんいかん、老化に加速度がついてきた!
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