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医学は科学ではない(前編)

日本核医学会は今年は幕張メッセで行われました。この学会に行く楽しみは、東京に居たころに働いていたT病院の当時のスタッフとの食事会に参加することです。特に当時部長だったM先生のお元気な姿にお目にかかれるのは励みになります。

M先生が、最近まで働いていたH研究所でのことを話しておられました。「周りに物理学者ばかりが居たでしょ。彼らは答が明確にひとつでないと納得できないんですよ。曖昧さを許さない。『お前は頭が良くて成績も良かったから医者になったのだろうに、どうしてそんな当たり前のことがわからないのか』と云われるんです。生物学者たちは世の中には必ずしも答えはひとつではないことを理解してくれるんですけどね。」・・・それを聞きながら、なんかドラマの「ガリレオ」みたいだな、と思いました。

たしかに「医学は科学ではない」と云って、学者さんたちが少々見下した云い方をすることがあります。そうすると「そんなことはない!医学は立派な科学だ!」と云わんばかりに医学者たちは白黒をはっきりさせるような証明をしてみせようと躍起になります。ちょっと乱暴かもしれませんが、わたしは「医学は科学じゃない」というのなら、「それでもいいんじゃないの?」と思う人間のひとりです。医学が科学じゃないと、何か困ることでもあるのでしょうか?それって、いけないのでしょうか?

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