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卒業試験

自家用車の7年目の車検を受けました。ということは、あの事故があってから丸7年になったということになります。

土曜日だったその日、朝から自家用車に乗ってゴルフに向かう途中でした。自宅近くの商店街の裏側の交差点で、青信号だったのでブレーキを踏むことなく交差点に入ったら、左側から信号無視のトラックが突っ込んできました。朝日を直接浴びて信号機が見えなかったのではないかと思います。わたしの目の前に急速に近寄ってくる車を見ながら「バカァ」と心で叫びました。わたしの愛車はトラックにぶつけられたあと道路脇の電柱にぶつかって大破しました。トラックは止まりきれずに建設中のセブンイレブンの建物にぶつかって止まりました。瞬時の出来事に呆然としながらも、妻と上司に電話をしました。車のドアは開いたので降りてみました。シートベルトをしていた胸がちょっと痛かったことを除けば五体満足な自分がおりました。

跡形もなく大破した車に比べて大した外傷もないわたしについて、義母は「亡きお母さんが守ってくれたのよ」と泣きながら云いました。でも、わたしはきっと卒業試験に合格しなかったんだな、と思いました。救急医療に携わっていると「九死に一生」を得た患者さんを何人も見かけます。「わたしが生きて退院できるのは先生のおかげです」と感謝され「いえいえあなたの生命力です。拾った命、大切にしてください」と云いながら、実は「あなたはまだこの世の卒業試験に受からなかっただけですから、もっとやるべきことをやってください」と内心で思っておりました。年齢に関係なく、この世で学ぶべき試練と経験をきちんとこなした人から順にこの世から卒業できるのだとするなら、こんな大事故でも生かされると云うことはまだこの世ですべき試練と経験と喜びと・・・何かが全然足りてないということになりましょう。あれから7年、相変わらずのところで藻掻いている気がします。

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