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コンビニの業績好調

昨夜のテレビニュースによると、コンビニの業績が絶好調なのだそうです。その理由は、多くの人が想像している通り、もちろんいわゆる「タスポ効果」です。

単純に、「タスポを持っていないからコンビニの店頭でタバコを買う」ためだけではありません。自販機でタバコを買っていたときには気にもしていなかったことですけれど、店頭で買うので、タバコだけ買うのが申し訳なくてついつい何か他の商品も一緒に買ってしまうというのです。女性ならともかく、男性も同じなのですね(わたしは良くコンビニでオシッコをします。そんなときにもたしかにタダで貸してもらって申し訳ないのでおにぎりやお茶を買うことが多いです)。

ところが、その抱き合わせで買う主な商品が、缶コーヒーだったりジュースだったり菓子パンだったりするわけです。これを聞きながら、健診の医者としてちょっと心が凹みました。もちろん、タバコの一吸い一吸いはその都度に動脈硬化を進ませます。典型的な酸化ストレス(活性酸素)を出す行為ですから。それなのに、わざわざそれに加えて買っているものがすべて動脈硬化を進める(酸化ストレスだらけの)ものばかりなのです。あるいはメタボの腹をもっと大きくするものばかりなのです。そんなものを抱き合わせで買うくらいなら、よっぽど自販機でタバコだけ買うほうが健全です。理想はタバコと一緒にビタミンCを買うこと(タバコの一吸い一吸いでビタミンCを破壊するのが悪の根源)でしょうが、そんなもの買うような健康オタクなら、この行為(タバコ購入)自体がないのでしょうか?

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