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知的好奇心とキャリア

「それは、先生の医者としてのキャリアに何か意味があるの?」

昨年、漢字検定2級を受けようと、テキストを買ってきて毎日暇を見つけて勉強していました。残念ながら試験日のたびに諸般の用事が入ってしまって、受けられないままにタイミングを逸してしまいましたが、そのわたしの噂を聞いて、ある知り合いの開業医の先生がこう云ったそうです。

漢字検定に合格したところで、医者のキャリアになど何のメリットもないと思います。一人の日本人が漢字をもっと知りたいと思ってやってみた。それは大して不思議なことではないと思います。興味が湧いたからやってみたくなった。それが「好奇心」。それが何か?好奇心を「知的」好奇心と「知的でない」好奇心に分ける意味はあまりないと思いますが、人間はもちろん一番知的好奇心が強い動物です。最先端医療の研修に行くとか糖尿病の勉強をしてみたいとかそういうジャンルなら職場も奨励するのでしょうが、般若心経を会得したいから札所めぐりを考えるとか、パソコンでホームページを作りたいなどという好奇心は、「ただの趣味」と切り捨てられて、そんな暇があるならもっと勉強しろ!などと無粋なことを云う輩がいます。でも、同じ知的好奇心でも、こういう興味の方が歳とともにどんどん膨らんでいきます。似顔絵を描きたいと思って資料を買ったこともありますがあれは頓挫してしまいました。これから機会があれば川柳もやってみたいと思います。これらもまたキャリアには何の関係もないことでしょう。

この歳になると、好奇心が湧かなくなったら無理やりにでも湧かせないとすぐに枯れてしまいそうで心配になります。何事にも「くだらない」と思わない心構えで生きております。そんな構えでいると、キャリアなんてどうでもいい気がします。今はこのブログ書きに没頭中です。

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コメント

 ぼくは漢字検定一級を目指しています。今まで漢字検定なんか受けていないけれど、一級はマニアックでクレイジー。だって、新字体を旧字体で書けとか、役に立たないことをしているんです。そういうって、面白い。ぼうふらの漢字って、笑ったr、動植物の名前とか、国や都市の漢字表記とか、役に立たない。役に立たないことに懸命になるのも面白いだろう。

 ドクター、生きるってことは成長するってことじゃないでしょうか。

 生きているものを殺して食う。生命とは成長する力なんだ、と、思いたい。

投稿: イーダです | 2008年10月 3日 (金) 22時58分

一級とはまたマニアックですね。国語博士を自負する私の計画(性格ですね)では、まず一般常識の二級を制覇し、その上で一級に進むのが良し、と思っていました。ただ二級を持っている友人たちが口を揃えていうのは「一級は記号覚えというか外国語覚えみたいなもので挫折した~」でした。是非ともマニアの異次元世界をもがき楽しんでください。

生きるとは成長すること。生きているものを食べて成長していく。私もそのことをいつも思っています。若いときよりも遅遅とした成長かもしれませんが、お互い成長を楽しみましょう。

投稿: ジャイ0425 | 2008年10月 4日 (土) 08時07分

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