« 「まだ」と「もう」 | トップページ | ディスチミア親和型うつ »

やせすぎ注意

世間がメタボ対策で「やせろやせろ!」と騒いでいる一方で、若い女性や子どもたちを中心にした痩せすぎの問題は年々深刻の度合いを増してきています。

厚労省難治性疾患克服研究事業「中枢性摂食異常症に関する調査研究班」という何ともお役所っぽい名前のグループのとても実際的な医療研究班の報告が、ある医療ページに出ていました。摂食障害には拒食症(神経性食欲不振症)と過食症(神経性大食症)とがあり、前者には食事を摂らないだけのパターンと無茶食いした後に吐いたり下剤を使ったりするパターンとがあることは周知のとおりですが、何しろ200~600人に1人の割で発症して、死亡率5%をはるかに越えているというのは、きわめて異常な緊急事態だと云わざるを得ません。

たしかに、最近の子どもたちや若い人たちを眺めてみると、明らかに太りすぎているか痩せすぎているかの両極化がみられます。先日、職場で予防接種の問診係をしましたが、20代前半の若者は男女を問わず低体温で脈の遅い人が多いのに驚きました。生まれたときからエアコンの下にいたために自律神経が脆弱なんだと思っていますが、中には摂食障害のパターンも隠れているかもしれません。どうしてそんなに極端に痩せたがるのか、おじさんにはやはり不可解です。異性である男性は、「女性の痩せすぎに魅力を感じない」・・・これは諸般のアンケート結果で明白です。なのに、女性は極端に痩せ細った姿に目をキラキラさせます。魔法でゴボウの姿になったのに鏡に映る自分の姿が大根に見えている状態なのでしょうか。

この緊急事態に、校医、産業医、一般医向けのガイドライン(神経性食欲不振症のプライマリケアのためのガイドライン(2007年)が発行されました。具体的な治療法が並べられています。医療関係の方は是非、一読をお勧めします。

|
|

« 「まだ」と「もう」 | トップページ | ディスチミア親和型うつ »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「まだ」と「もう」 | トップページ | ディスチミア親和型うつ »