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信用できないからやらない?

メタボリックシンドロームが世間で有名になったのは、あの「腹囲85cm」に非難が集中したからです。根拠の乏しいいい加減な基準で世間を不安に陥れるのはケシンカラン!というわけです。批判する医者や学者さんたちの云いたいことはまあ分かりますが、これまでにもここに何度も書いてきたように、数字はあくまでも「目安」です。目安の数字を出さないと人間動こうとしないから出しているに過ぎません。まさしく物理学的発想の方には耐えられないファジー(いい加減)さかもしれません。

ところで、そんなメディア(特に報道ニュース系)の影響を受けた方がたくさんおられまして、メタボや特定健診の説明会に回っていると、「オレはそんないい加減な基準に右往左往するのは間違いだと思う。信用できないから、自分の好きなように生きる!」と明言される方がいました。蓋し、ごもっともです。ただ、ちょっとだけつぶやかせてもらうなら、そういう意見をおっしゃる方ほど、データはそんな基準とはまったく関係ないレベルにある場合が多く、「もはや早く薬をもらった方がいいんじゃ?」と心配になるような人が多いという印象です。基準ギリギリの位置にいて、メタボの概念出現で一番被害を被っているであろう人たちはというと、意外にこの機会にきちんと自らの生活を見直そうとしておられる方が多い。面白いなと思いながらも、メタボの発想には大きな意義はあるんだなと感心しました。

諸外国がどんなに非難を浴びせても、きっと腹囲基準はなくならない(数字は変わるかもしれないけれど)と思います。「内臓脂肪が溜まっていない場合の病型とは全く別のものだ!」というのが、日本版メタボの元々の発想の出発点ですから。

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