消えていく記憶
わたしがこのブログを始めた、おそらく最大の理由は、「忘れていくこと」への恐怖です。記憶力には絶大なる自信があったわたしのアタマの中では、間違いなく、日々神経細胞が音もなく消えていっています。徐々にその消失速度に加速が付き始めている実感があります。
今アタマの中に閃いたアイデアや文章が、もう次の刹那には消えています。「今何を考えていた?」・・・何となく甘くいい感じの雰囲気だけがアタマの隅に残り香のように残っているのですがそれが何だったかどうしても思い出せません。しばらくして思い出していた時期もありますが最近は二度と同じものは思い出せません(というか、思い出したと思うものがさっき思っていたものと同じかどうかが良くわかりません)。自分で自分を整理できない現実にずっと悩まされています。メモを始めました。でもメモに書いた文章の意味がわからない。できるだけ具体的に書くようにしました。それを何度読みかえしても何を云いたかったのか理解できない。「ここは初めて来たけど、すばらしい景色やね。」「あなた、前に来たことあるじゃない!」。「へえ。それってそういう意味なのか!」「先週も同じ事云って同じように感動してたよ!」・・・何度もそんなことがあると、断片すらないくらいに記憶がすっかり消えることにもう慣れてしまいました。
その解決策として思いついたのがそのまま文章にしてしまうこと。それでも、題名だけメモして、パソコンに向かったときには何のことか思い出せないこともしばしばです。同じことを何度も書き始めたら、また一歩進んだなと思って許してやってください。
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