ことばっていいな。
ある青年が、わたしのブログを気に入ってくれました。先日、鎌田先生の紹介をしたら、早速仕事帰りに本屋に寄って何冊か先生の著書を買ってくれました。その話を聞いて、ついついわたしもAmazonを検索してしまいました。
「がんばらない」「それでもやっぱりがんばらない」「なげださない」・・・不思議なことに、中古本は、文庫本より単行本の方がはるかに安いのですね。送料の方が10倍高い中古本をまとめて注文してしまいました。
以前、「あきらめない」を読んで、ヤバイと思いました。仕事の合間に読んでいると溢れてくる涙が多すぎて仕事にならないのです。目を腫らして鼻声でいては、「何か悲しいことでも?」と受診者に心配されるのがオチです。だからあえて先生の他の本を買わないようにしていました。・・・あ~、当たり前のことではありますけれど、どの本を開けても、やさしいことばに溢れていました。
またしても、撃沈!
つくづく「ことば」っていいな!と思います。鎌田先生の本に共通するのは「こころ」の大切さを「ことば」のやさしさで包み込んでいることでしょうか。「医学が科学かどうか」の論議が医学を飛躍的に発展させました。でもその一方で、「医学は科学である」という発想が結果として人間を置き去りにし医学を衰退させたのだと思います。鎌田先生の文章を読んでいると、「医学が科学かどうか」なんて、どうでもいい話のような気がしてきます。きっととても大切なことなのでしょうけれど。
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