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くすりと病気

「くすりは毒物」・・・健診の世界に移ってきてから、それがずっとわたしの考え方の基本的なスタンスでした。毒物だから、使わなくてすむなら使いたくないし使う必要もない。できるだけ使わないでいい人生を謳歌したいし、謳歌させたい。そう思っています。

でも、毒だと分かっていても使った方がはるかに良い場合はあります。その時は躊躇しないのが良いとも思っています。高血圧の人や糖尿病の人の中に、早くくすりを飲んだ方がもっと楽に生きれるだろうにと思うのに二の足を踏んでいる人たちがいます。その姿を眺めながら、想うことがあります。彼らは、「くすりを飲むのは病人のすることだ」と思っているんじゃないかしら?つまり、くすりを飲むのは「病人」の証だから、自分は病人になりたくないからくすりは飲みたくない、と思っているんじゃないのかしら。

「くすりを飲まないことが健康であることの生命線」っていうのは、何か逆のような気がします。いつ壊れるか分からない爆弾を持つ身体で恐る恐るの毎日を送っている人より、くすりという毒物の助けを借りながらも活き活きと生きている人の方が、どうみてもはるかに「健康人」でしょう(それがくすりじゃなくて健康食品でも別にかまわいはしないのですけれど)。くすりを飲んだ方がいいと云いたい訳ではありません。その、病人か病人でないかの区別基準がイコール人生の勝ちか負けかの勝負基準となって、それが「飲むか飲まないか」に賭けられている気がしてならないのです。

そうだとしたら、何か、とてもくだらない。

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