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白米と玄米の戦い

来月号の職場の広報誌に掲載するコラムとして白米のことを書こうと考えました。これまでも何度か書いてきましたが、白米は米(籾)から籾殻を取り除いた(この段階が「玄米」)だけでなく、さらに一番栄養素の豊富な糠(ヌカ)と胚芽も取り除いたものです。つまりはただの炭水化物でしかなく、まさしく米が白いと書いて「粕(カス)」、米のカスだけ食っているようなものだ!と書こうと思ったのです。ビタミンB1不足で脚気になったというエピソードは有名です。炭水化物の代表とされる米は結局白米のことを指し、だから食後高血糖を助長する悪いやつの代表とされ、低炭水化物ダイエットの有効性の張本人にされているけれど、それは白米だからなのであって、米=玄米として考えたら決してそんなことはないのだ!それを強調しようと考えました。日本人は米食、つまり玄米食が基本で理想食だとういう主張もしたかったのです。

ところが、そんな熱い思いで資料を集めていたときに、「危ない玄米食」という題名の、あるお米屋さんのホームページに行き当たりました。「玄米食こそが理想食だ!」という間違った幻想は捨てなさい!と主張しています。なぜなら、玄米は汚い(きちんと精米されないので石やガラスやネズミの糞などが入っている可能性がある)。籾や糠には残留農薬が残っている危険性がある。玄米は毒素も排出するが栄養素も排出する(かえって貧血になりやすい)。カルシウムの吸収率が低い。食物アレルギーを起こす可能性がある。そう考えると、結局白米を美味しく食べながら豊富なビタミン・ミネラルを含むおかずをきちんと食べた方がメリットが大きいのではないか!と云うのです。

理想の理論に対して現実論で対抗。日本人ならではの米論争は、意外なほどに複雑で混沌としているのだということを知りました。どっちもどっちですが、とりあえずコラムには書きにくいようなのでやめました。で、〆切り間近だったので不本意ながらこのブログからある文章を拝借してしまいました。先に懺悔しておきましょう。

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