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放置と自己管理の違い

健診では、まず問診票を書いてもらいます。そこに「高血圧-放置」「高脂血症-放置」とか「不整脈-放置」とかいう表現がよくみられます。そうすると、「高血圧なんだからちゃんと治療しなさい」という意味で「要精密検査」とか「要治療」とかいう判定になって紹介状がつくことになります。

でも本当に「放置」していますか?高血圧や高コレステロールや高血糖を昔から指摘されているのに「そんんもの関係ないわ」と嘯(うそぶ)いて、いつも野放しにコッテリ料理を食っているのならたしかに「放置」です。でも、多くの人は、大なり小なり自分なりの節制をしていることでしょう。これは「放置」ではありません。だって、節制しているのですから。節制は立派な「治療」です。ところが、医療の定義では医療機関で管理されていないと「治療中」という認定をもらえないらしいのです。別に薬を飲んでいなくてもかまいません。定期的に医療機関に通って管理してもらってさえいれば「治療中」なのです。要するに、何かあったときに責任を取る人を明確にさせたいのでしょう。自己管理をして年に1回人間ドックを受けるのでは倒れたときに誰が責任をとるかがわからなくなるのでダメらしいのです。まあ、「自己管理」は時々やり方を間違ってかえって悪化させる場合もありますので、面倒でもやはり「病院に定期受診中」であってほしいと思います。

一方で、薬をもらっていても、ほとんど診察も受けないし採血も受けない通院(窓口で薬だけをもらうとかヘタをすると家族がもらいに来るとか)を「治療中」と呼ぶのはおかしなもんだ!と思います。それこそ「放置」なんじゃないかしら。

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