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膵尾部描出不良

新年早々から、いつもと変わらぬ多くの方が健診を受けに来られています。ありがたいことです。今年も、予防することの面白さと楽しさを多くの皆さんに伝える仕事に専念いたしましょう。

さて、健診の結果表にはときどき何のことかよくわからない所見を書かれることがあります。大した所見ではないのでわたしたちは説明を省略することが多く、一層何のことかわからないままになることが少なくないのではないでしょうか。たとえば、腹部超音波の所見に「膵尾部描出不良」というのがあります。漢字だらけのいかつい表現ですが、文字どおり、「膵臓の尻尾の部分(右端)があまり良く描出されていない」という意味です。でも、それって問題なの?問題じゃないの?わかりますか?膵臓は肝臓や胆のうの下奥の方に横たわっている小さな臓器です。小さい上に奥にあって目立たないので、膵臓がんを見つけにくく、見つかったときには手遅れだったということはめずらしくありません。それじゃあ、この「描出不良」というのは、「不良」だからまずいんじゃないか?そう思う人は少なくないでしょう。

でも、心配は要りません。「描出不良」は「上にいろんな邪魔なもの(筋肉や脂肪や肝臓や腸管ガスなど)があって良くみえない」という意味です。つまり「今回は、良く見えなかったので評価していません。見えんモノは知らん!」というただの覚え書きだと覚えておいて下ください。

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