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GI値と白米

昨年行われた日本心臓リハビリテーション学会のシンポジウムで食後高血糖管理の話がありました(京都大学 津田謹輔先生)。

GIはGlycemic index(グリセミック指数・血糖上昇指数)の略で、血糖の上がりやすさの指標です。同じ量の炭水化物でも血糖が急に上がったりゆっくり上がったりするものがあり、問題の「食後高血糖」を起こしやすいかどうかの指標として評価されています。1981年にJenkins(ジェンキンス)博士が提唱した考え方です。

GI値=(食品摂取時の血糖面積)/(基準食品摂取時の血糖面積)

基準になる食品(普通は「ブドウ糖」)が2時間の間に上昇させる血糖値の山の面積を100%にしたときに、ある食品の血糖値の山の面積が何%にあたるかということです。白米72とか、にんじん92とか、牛乳34などで、このGI値が低値なほど血糖の上がり方が緩やかになり、食後高血糖を起しにくいことになります。大豆食品であるソイジョイのCMにある「SOYJOYは低GI食品。」というキャッチコピーがまさしくこれ(大豆はGI値15)で、低GIの食品(0~55)を選ぶなら糖尿病も改善するといわれています。

さて、そんなGIの考え方ですが、日本での基準はブドウ糖ではなくてごはんであるべきだ、という考え方に私も賛成です。で、基準食品をごはんにしたらどうなるかという研究がなされたのですが、とても興味深いことに、ごはんを同じ人が同じ量だけ食べてみても、血糖の上がり方にかなりのばらつきがみられたのだそうです。つまり、ごはんをよく噛むほど、あるいはゆっくり時間をかけて食べるほど、血糖の上がり方は緩やかになるのです。何を食べるかではなく、どうやって食べるかで結果が違うというのは、とても面白いなと思いました。

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