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新型インフル

10日ほど前に重い風邪を引きました。朝にノドがおかしいと思ったら夜には鼻詰まりと咳が出始め、翌朝にはノドの痛みも加わりました。いつになく早い進行でしたが、それでも発熱がありませんでした。最高でも37.4℃でした。頭痛も関節痛もありませんでした。職場ではインフルエンザが蔓延っていましたが、急激な発熱や強い頭痛はA型インフルエンザの初発症状としては必須のはずです。そう思って病院に行かずに頑張っていました。ところがわたしの発病から2日後に妻が同じ症状で発症、そして彼女はその2日後の朝に急に高熱を出しました。検査の結果、彼女のそれはA型インフルエンザでした。

結局わたしは検査をしませんでしたからインフルエンザだったかどうかは分かりませんが、実はわたしのような微熱でインフルAの診断をもらった人がうちの職場にはちらほらいます。予防接種のせいだけではなく、どうも今年のインフルエンザのパターンはいつもと違うのではないかと思います。

今年の流行はソ連A型ですが、ソ連A型はもちろん今回のワクチンのターゲットの中に含まれていました。なのに、どうしてこんなに流行してしまったのでしょうか。しかもその多くがタミフル耐性で、リレンザの方が有効でした。何かが例年と違っています。新型インフルエンザのパンデミックがいつ起きるのかと世界中が慄いていますが、知らない間にすでにインフルエンザはマイナーチェンジして進化してしまっているように思います。一見とても怖いことのように思いますが、こうやって新しいタイプのインフルエンザに感染することによって、勝手に各々のカラダに免疫ができます。だから、パンデミックを起したとしても意外に大したことにはならないのかもしれません。

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