甲子園
わたしの出身高校が春の高校選抜野球に出場します。後援会や野球部OBは何十年ぶりかの甲子園出場に躍起になっているようすですが、わたしの気持ちはあまり高揚しません。
わたしの人生の思い出の中で、残念ながら高校時代だけがすっぽりと抜けています。学校や校区中に名の知れた優等生でありながら、影で同級生に陰湿ないじめをしたり親の金を盗んだりしていた小学校時代。街中にある某附属中学に進学したがために、田舎者の劣等感にさいなまれよそ者感覚を自分の中からぬぐい去れないまま、友にココロを許すことができなかった中学時代(それでも中学時代の友人たちとのつき合いが今でも深いのは不思議です。父の葬儀や相続の手続きなどのときには一番力になってくれました。「友人」っていいなと思いました)は、妙な虚勢ばかりを張って生きていた気がします。
「高校に上がったらクラブ活動せずに勉強しなさい」といわれた高校時代ですが、結局電車(現JR)通学の帰宅部は、途中どこに寄るでもなく、家に帰ってから遊ぶ友人が居るでもなく、かといって勉強するでもなく、ただただ一人漠然と生きていました。よそ者感覚は中学時代の比ではなかったように思います。「幼なじみ」とか「高校からの悪友」とかいう青春ドラマのそんな響きに憧れながら、良きにつけ悪しきにつけ、高校時代の三年間に想い出が何も残っていないのは、もったいないばかりです。
そんなこととは無関係に、春の選抜、是非旋風を巻き起こしてほしいと思います。
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